運動会の中でも、綱引きは生徒さん全員が参加する種目ですよね。
それだけに、チームワークが必要になりますし、個々の子供だけのチカラでは勝利するのは難しいですよね。
しかも、綱引き専門の先生なんて聞いたことも無いから、アドバイスを受けようにもありませんよね。
学校の先生もまったく教えてくれないんだよ~
でも、子供になにも練習しないまま運動会を迎えるのも不安じゃありませんか?
だからといって、ただ単純に「うさぎ跳びだ!」といって筋力を鍛えても勝つことはできないでしょう(^^;
この記事では、運動会の綱引きで優勝するための必勝法を伝授いたします。
もし相手チームが何も練習していなければ圧勝できる、それくらい役に立つ鉄則です!
小学生のお子さんでもわかりやすいように、イラストと共に説明しますので、安心して読み進めてくださいね♪
綱引きは、体重差や腕力は関係ない!
少しの練習で、相手チームを大きく引き離せる穴場の種目ですよ(^_-)-☆
さあ、それでは、綱引きの必勝法をお伝えします。
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運動会の綱引き必勝法!勝利を呼ぶ3つの鉄則!
綱引きに勝つために必要なことってんだかわかりますか?
腕力?体格?体重?
どれも間違ってはいませんが、もっと大切なことがあります。
- ロープの握り方
- 姿勢
- 立ち方
下図は引っ張っているときのイメージです。
とってもシンプルなスタイルだと思いませんか?
それでは、くわしく一つずつ見ていきましょう。
1)ロープの握り方
右利きの人は、縄の左側に立ちます。そして、左手を前に右手を手前に持ちます。右手と左手はくっつけてください。
事前にロープを手に入れることができなかったので、近くの公園で実演してみました(^^;
手の平を内側に回すように持ち、ワキに縄をしっかり挟んでくださいね。
内側に回り込むように握り、わきでしっかり挟んで、「何が何でも縄を離さないぞ!」という気持ちを持たせてあげられるとベスト!
次に姿勢についてです。
2)姿勢
姿勢については、次の3点を意識させるようにしてくださいね。
鉄則の中でも、姿勢が一番大切。練習時間があまり取れなくても、これだけは準備しておいてほしいですね。
- 頭から足まで一直線
- カラダも足も正面を向く
- 後方に60度くらい傾ける
写真は半袖ですが、長袖を着てくださいね。そうでないと、ロープがこすれて赤くはれてしまいますから。
それでは、一つずつ見ていきましょう♪
よく、カラダを『くの字』に曲げながら引っ張っている人がいますが、上半身の体重がロープにのっていないので、とてももったいない。
こうすることで、足の力を使って踏ん張ることができます。おへそが前を向く感じです。
おへそをロープのほうに向けて、横向きに引っ張っている子供がいますが、これも体重がのらないので効率が悪いですよね。
全体重をロープに預けるイメージですね。
最初はこんなに傾くと怖いと思うかもしれませんが、すぐに慣れますし、地面を足の裏でしっかり踏ん張れば安定しますよ。
なにより、これくらい傾けないと、体重をロープにあずけることができません。
鉄則の中でも、この姿勢が一番大切なのでぜひ意識してくださいね♪
こんなにたくさんおぼえるのむずかしいよぉ~
でも、大丈夫。そんなお子さんには、「とにかく空を見て引っ張れ!」と教えてあげてください。
そうすると自然にカラダが後ろへ傾き、体重が後ろに乗ってくるはずですよ♪
それでは、最後の鉄則は立ち方です。足は腕の何倍もの力がありますので、とても大切ですよ。
3)立ち方
立ち方について、守ってほしい点は次の3点です。
- ガニ股
- ㇵの字
- 膝は曲げない
立ち方ひとつで、安定感が全く変わってきますから、基本をしっかり教えてあげましょう!
恥ずかしがらずに、綱引きの時だけはガニ股を意識させるようにしてくださいね(^^)
足裏を、ㇵの字にして地面に密着させるのは、摩擦を増やすためです。
摩擦を増やすと、相手から強く引っ張られることがあっても踏ん張ることができます。
結局は、『自分の体重をどれだけロープに預けて、踏ん張ることができるかことができるか』ということにつきます!
これができていないと、体重を活かしきれないのでとてももったいないです。
成人の例ですが、女性数人とプロレスラーが綱引きをしたテレビを見たことがあります。
結果は、女性が勝つのですが、プロレスラーは腕力だけで引っ張ろうとするんですね。
それに対して、女性は体重と足の力をうまく使い踏ん張りながらも、少しずつ後ろに下がっていくんですね。
あっぱれでしたよ♪
人間の体重の70%は上半身にあると言われています。
もしカラダが『くの字』に曲がっていたり、おへそがロープに向いていたら、この体重分を損していることになります。
もし、60キロの人で10人チームだった場合、上半身の体重は、420キロにもなります!
400キロ以上も損していれば、勝ち目はありませんよね~。
これまでは、生徒さん個人の力を最大限引き出す鉄則をお伝えしてきましたが、チーム力を引き出す方法についてもご紹介しますね。
そこで、次の章では、並び順や前の人との間隔についても触れておきたいと思います。
並び方や間隔
これまで述べてきたように、個人の力を最大限発揮することも大切ですが、綱引きは団体競技ですからチーム力も重要になってきます。
チーム全員の体重や力を、いかにロープに伝えきれるかが、勝敗の分かれ目になります。
そのため、ロープが凸凹しないように並び順を気をつけなければいけません。
大切なのは次の2点です。
- 並び順
- 前の人との間隔
イメージ図を載せておきますね。
ご覧いただいてもわかるように、適当に並んではいけません。先頭から最後まで、弓がしなっているようなイメージで配置してくださいね。
先頭から前から背の高い順に並び、後半あたりから、今後度は逆に背の低い順に並ぶ
全員同じ身長なら悩むことも無いかもしれませんが、それはあり得ないですよね(^^;
ですので、このように並ぶことでなるべく、凸凹しないようにするのです。
後半、背の低い順に並び変えるのは後のほうに背が低く体重が軽い人が集中するのを避けるためです。
そして、前の人との間隔は、だいたい1.1メートルから1.3メートルほど開けましょう。
ただ、これは一般的に言われている成人の場合ですので、もちろん、小学生はもっとつめたほうがいいですし、人数が多ければ自然ともっとつめるしかないと思います。
個人のレベルを引き上げ、並び方でチームの総合力もついたところで、実際の試合をイメージしてみましょう!
だれでも、試合になれば緊張して頭が真っ白になってしまいますよね。
とうぜん、練習は必要ですが、いきなり始めるのではなく、ぜひ次のことを頭に入れておいてください。
きっと、効率的に練習を薦められますよ♪
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試合の組み立て方
よくある風景としては、スタートと同時に最大限の力をふり絞って引っ張る場面です。
これはよくありません。ムダに体力を消耗するだけです(^^;
最初の10秒くらいは、3つの鉄則のイメージ図のようにじっと岩のように踏ん張らせてください。
腕をまげて引っ張っらないでね。後ろにも下がってもいけないよ!
あくまで、この姿勢をキープしてじっと待たす。
鉄則が守れていれば、相手が「エイヤ」と引いてきたところで、ちょっとやそっとで前に引っ張られることはありません。
しばらくすると、相手が少し疲れてきますから、そのタイミングで少しずつ後ろに下がらせるようにしてください。
引っ張ろうとするのではなく、全体重をロープに載せながら、足のチカラで後ろに下がるイメージです。
下がり方も、例えるなら柔道のすり足。極端に足をあげて下がろうとするとバランスを失ってしまいますし、しりもちをつく可能性もあります。
勝てそうだと思った場合は、一気に下がってもいいですし、そのままキープしていてもいいですね。
『綱引きの鉄則』を知って、『チーム力』を引き上げ、『試合の運び方』まで理解すれば運動会で勝利できない理由はありません♪
それでは、このあたりでまとめておこうと思います。
まとめ
運動会の中でも目立つ種目です。これほど個人とチームの力が試される種目もないかもしれません。
ロープは、内側に向けて握り、ワキにはさむ。
おへそを正面に、頭から足まで真っすぐを意識。
足はㇵの字で、地面に密着。
先頭から背の高い順、後半は逆に背の低い順に並ぶ。
前の人との間隔は、1.1メートルから1.3メートル。
最初は、岩のようにじっとして、途中からじりじり後ろにさがり、後半は一気にさがる!
たかが綱引きだと思われがちですが、全国大会はもちろん世界大会まで開かれるほど奥が深い競技なんですよ!
この情報をご覧になった方から、「うちの子供が綱引きで勝ったよ!」っていうコメントを頂けるととてもうれしい管理人です!
お互いよい成績を残せるとよいですね♪
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