リレーの選手に選ばれたら、バトンパスをスムーズにしたいものです。
子供はもちろんですが、大人だって地域の運動会で選手に選ばれることだってあるかもしれません。
そうそう他人事じゃないよね。ところでバトンパスってどうすればいいの?
しっかり準備しておきたいと思っても、改めて聞かれるとよくわかりませんよね。
リレー選手に選ばれたのに、もたついたり、ましてや落としたりするとチームメンバに迷惑をかけてしまいます(^^;
せっかくなら、スムーズに受け渡してチームを優勝に導きたいと思いませんか?
今回は、リレーで最も重要な技術のひとつバトンパスについて秘訣大公開!
アドバイスを聞いた人は元体育教師でもある私の義母。身内なので突っ込んだ内容まで遠慮なく聞いてみましたよ♪
また、早く走るコツについてもお伝えし、最後の章では実際に息子と私で試した練習風景も載せています。
まずはこの記事で一番お伝えしたいこと!『リレーバトンパスのコツ!』から。
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リレーバトンパスのコツ!
バトンパスを、正確に、落とさず、しかも早く渡すためには、渡す側も受け取る側も気をつけるポイントがあります。
『受け取る側』と『渡す側』に分けてご説明しようと思います。
1)バトンを受け取る側が気をつけるポイント
受け取る側は次の3点を意識しましょう!
- 手と腕
- 姿勢
- 目線
一つずつ詳しく見ていきましょう。
手の形はL字型にしましょう。親指を地面に向けて、他の4本をくっつけて後走者に向けておきましょう。
こうすると、90度開いている親指と人差し指の間めがけて、バトンをグイっ渡しやすくなるそうですね。
そして、腕は地面と平行にしっかり伸ばします。腕が地面に向いていると、渡す側もどうしても目線も下に向いてしまうので落としやすくなってしまうようです。
そういえば、バトンを落としり、受け渡しがもたついている時って、手が十分開いていなかったり、腕が落ちていたりする場合が多いですよね~。
それでは、次に大切な姿勢についてです。
右利きの場合は、右半身を後ろ側にしましょう。
たまに、右手を後ろに出して、左半身を後ろにしている人を見かけますが、後走者が渡しづらくなります。
ほとんどの人は、これはできているかもしれませんね。まあ、意識しなくても自然にそうなると思います。
次は目線についてです。これも一言で言えば、つねに前を向くのが大切なんですね。
受け取る側はバトンゾーン(走者がバトンを受け取れる範囲)が気になりますよね。だからと言って、下を向かないこと。
下を向くことで、バトンゾーンばかりに気を取られてしまいますからね。
また、後走者を見ようと振り返らない。つねに前を向くようにしましょう。
後走者が手のひらに押し付けたバトンを、落とさないようにしっかり握ることに集中するために、つねに前を向くのだそうです。
もしかするとこれが一番難しいかもって思っちゃいました。
義母も「学校でも、後ろを見る生徒が多いんだよね~」といっていました。
このように、受け取る側が最も大切なことは、『手と腕・姿勢・目線』だそうです。
すべてを意識するのは、なかなか大変ですよね。
「すぐになれるようになるよ。一度に全部意識するんじゃなくて、一つずつステップアップすればいいんだよ」と義母は教えてくれました。
次にバトンを渡す側について説明してもらいました。
2)バトンを渡す側が気をつけるポイント
バトンを渡す側が気をつけるポイントは、次の2つです。
- 渡すときはグイっと押し込む感覚で!
- 声を出して、次走者に知らせる
それでは一つずつ見ていきましょう。
バトンを渡すときは、次走者の手の平めがけてグイっと押し込む感覚で渡しましょう。
遠慮してそっと渡すと、落下の危険が高まります。
「あっ、痛い」って思われるくらいがちょうどいいですよ(^^)/
次のポイント、声を出して連携をスムーズに。
バトンを渡す瞬間は、次走者がわかるように声に出して知らせましょう。
受け取る側は、「まだか、まだか」と待ち構えていますので、「はいっ!」と声に出して渡してあげると、「よし来たぞっ!」と安心してグッと握ってもらえますからね。
このように渡す側も、次走者が受け取りやすいように渡す配慮が必要なんですね。
ところで、私はかけっこが遅かったので、リレー選手に選ばれたことがありませんでした。
そのため、バトンパスもしっかり教わったことなどなかったので、目からうろこの情報がたくさんでしたね。
次の章では、バトンパスの上級編も教えてくれましたので、あわせてシェアさせていただきますね。
3)タイムを縮めるバトンパスのコツ
ここからは、少し上級者向けになります。これまでの基本的な受け渡しができるようになったら、さらに挑戦してほしい2つのこと。
バトンゾーンとは、バトンを受け取ってもよい範囲のこと。だいたい待機する場所の20メートル前後の白線だそうですね。
後走者のほうが早ければ、バトンゾーンを奥のほうにいたほうがよい。
なぜなら、なるべく相手にたくさん走ってもらったほうがタイムを縮められるから。
一方で、自分のほうが早ければ、バトンゾーンの手前で受け取ったほうがよい。
なぜなら、自分がたくさん走ったほうがタイムを縮められるから。
なるほど、上級編かもしれないけれど、これならできるかも!
これならリレー選手に選ばれたことがない私でもできるかも(^^)/
バトンゾーン内の後ろか前にいるだけですからね♪
でも、もうひとつのコツが難しかった。『走り出すタイミング』です。
バトンを受け取る側が走り出すタイミングは、後走者が、5メートル~7メートルくらい近づいてからがよいそうです。
そして走り出したら、決して減速しないこと。
考えればわかることかもしれませんが、早めに走り出すとバトンゾーンを超えてしまうし、遅すぎるとスピードに乗れないのでタイムが悪くなるんですね。
う~ん、さすが上級編。頭ではわかりますが、相手との息がピッタリでないと難しいような気がしました(^^;
さて、これまでバトンパスのコツについてお伝えしてきました。
義母が元体育教師ということだけあって、密度の濃い内容を聞けたのではないかと思っています。
次の章では、簡単に今より速く走るコツについても触れておきたいと思います。
バトンパスと合わせて練習すれば、一躍運動会のヒーローになれるかもしれませんよ♪
早く走る3つのコツ
早く走るには、3つのポイントを押さえておきましょう!
自然と目線が前に向くようになるし、姿勢がぶれないのでスピードが落ちません。
ただ、意識しすぎてガチガチになってはギクシャクしてしまうので、リラックスした状態でリズムよくタッタッタッと走りましょう。
そして、第一走者に限りますが、スタートダッシュを決めるには、足指に体重を乗せた前傾姿勢がオススメ。
バトンパスと一緒に早く走るコツも覚えておけば、リレー選手に選ばれても困ることはなさそうですね♪
では、最後の章では、実際のパトンパスの練習風景を写真と共に少しお伝えしておきたいと思います!
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息子と私の練習風景
小1になる息子は小学校の初運動会でリレー選手に選ばれました。
とはいっても、バトンパスは私から見てもへ下手ですね~。ほとんど停止した状態からバトンを受け取って、走り出していますから(^^;
いざ!練習開始。
「あ、バトンない!」って気づいた時に頭をよぎったのが、サランラップの芯。
空洞だし、いかにもよく似ていますよね。
厳密には大きさも長さも少し違うかもしれませんが、「そこはまあいいかなぁ~。感覚をつかんでもらうための練習だし」と細かいことは気にしない、気にしない(^^;
さっそく、息子と私でバトンパスを練習。
止まった状態で何度も練習して、感覚をつかんでもらった後、今度は実際に走りながらやってみました。
これが静止した状態と、走りながらとでは大違い!まったく息が合いませんね~。
おまけに、身長差が50センチ以上あるので、私が中腰になるしかありません。
中腰で走るのって思ったよりキツイ、キツイぞ!(^^;
でも、繰り返し繰り返し何度もやっていくうちに、少しづつタイミングがあってきました。
最初は、ちらちら後ろを見ていたり、バトンを取ってから走り出していました。
でも、徐々に後ろを見なくなり、ある程度スピードがのった状態でバトンを取れるようにも。
渡すときも、恥ずかしがって声を出していませんでしたが、声を出したほうが連携がうまくいくことを実感してからは、「はいっ!」と渡すようになりましたね♪
あと何週か練習すれば、体に馴染んでくるんじゃないかと思います♪
それでは、この辺でリレーバトンパスのコツをおさらいしておきましょう!
まとめ
いくつかお伝えしてきたバトンパスのコツをまとめると、次のようになります。
- 手の平をL字型にして、腕は地面と平行に伸ばす
- まっすぐ前を向く
- 右半身を後ろ
- バトンを押し付けるように渡す
- 「はいっ!」と声に出して渡す
これらのことに気をつければ、バトンパスで一時停止したりすることなく、お互いの連携がスムーズになります。
それぞれの動作は難しくないと思います。運動が得意じゃない私でもがんばればできそうな気がします(^^)/
義母が言うには、「あせる気持ちを抑え、一度にすべてやろうとしないで、一つずつクリアしていきましょう」とのこと。
それと、短時間でもいいから練習は必須!
頭で理解できることと、やってみるのとでは大違い、ということも知っておいてくださいね。
息子も私も、実際にやってみると最初はボロボロでしたから(^^;
ぜひ小学校の運動場や、近くの公園で何回か練習をしておくことをオススメします(^^)/
お互いに、リレーでいい成績が残せると良いですね♪
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