6歳の息子と虫取りに行った時のことです。
「きもちわるっ!ゴキブリがこんなところにいるよっ!!!」
虫取りに行った場所は、近くの『自然観察センター』でした。でも、野外でゴキブリってほとんど見かけませんよね。でも、息子はすっかりビビってしまって、後ずさりしています(^^;
いやいや、こんな自然が多い場所にゴキブリはいないでしょう~
私はその昆虫が、ゴキブリではなくて、コオロギだということを説明。
息子は理解したようでしたが、容姿があまりにも似ていることから、全力疾走でその場を立ち去ったのでした(^^;
たしかに、コオロギとゴキブリって姿が似ていますよね。私も「野外だったから、コオロギだろう」と推測しただけです。
これがもし、台所にいたとしたら!息子と同じように、ゴキブリと勘違いしたかもしれません。
そこで、コオロギとゴキブリの違いを画像で比較してみようと思い立ったのです。
調査項目は・・・
- コオロギとゴキブリの違いを3つの視点からご紹介!
- コオロギとゴキブリの赤ちゃんは似ている!
- 似ているのになぜゴキブリが圧倒的に嫌われるのか?
ではでは、この記事のメインテーマであるコオロギとゴキブリの違いを画像で比較してみましょう♪
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コオロギとゴキブリの違いを3つの視点からご紹介!
外見上のコオロギとゴキブリの違いは、大きく3つあります。
さっそく写真で見比べてみましょう。(※ゴキブリの写真が出てきます。苦手な方はササッと下に進んでくださいね)
見分けるポイントは、次の3点です。私の感覚になってしまいますが、違いがわかりやすいと感じた順に紹介しますね♪
- 背中の形状
- 背の高さ
- 後ろ足の太さ
なぜ、この順番かというと、離れた距離で見分けられるかが大切だと感じたから。
『背中の形状』は、どの角度から見ても一目瞭然。
『背の高さ』は、ちょっと見る角度を変えるだけでわかる。
『後ろ足の太さ』は、ある程度、近寄らないとわかりずらい。
それでは、もう少し詳しくみていきましょう!
1)背中の形状
コオロギ | 背中が丸っこい |
---|---|
ゴキブリ | 背中が平べったい |
コオロギの背中は丸っこくて愛嬌がある感じですね。草原で見かけたら、つんつん押してちょっかいをかけたくなるような、かわいらしさを感じます。
対して、ゴキブリの背中はぺったんこです。黒く光っていてクールな印象を受けます。まるで、「1人にしておいて、近寄らないで」って言っている感じです(^^;
ゴキブリは生命力が強いって言われますよね。まさに、『できる男は背中で語る』って、感じでしょうか(笑)
続いて、背の高さの違いを確認してみましょう!
2)背の高さ
コオロギ | 背が高い |
---|---|
ゴキブリ | 背が低い |
写真を見てもわかるように、コオロギのほうが背が高いですよね。悪路が多い自然の中で歩くのに適応しようとした結果ですかね。
対して、ゴキブリは背が低いです。平らな場所をヒューーンと駆け抜けるのに適した姿。
台所で発見して捕まえようと追いかけたけど、颯爽と逃げ去られた姿が目に浮かぶようです(^^;
背の低さゆえに、「あっ、ソファの下に入り込まれちゃった!」ってこともありがちですよね。
それでは次に、後ろ足の違いについて見ていきましょう♪
3)後ろ足の太さ
コオロギ | 太いてたくましい |
---|---|
ゴキブリ | ジャンプしないので細い |
コオロギはなんといっても、驚異的なジャンプ力が特徴ですよね。約30センチ、ジャンプすることができるそうです。
体長はだいたい4センチ程度ですので、自分の身長の約8倍飛ぶことができます。
人間に例えると『170センチX8=1360センチ』になりますので、
約14メートルジャンプすることができるんです!
マンションに例えると4階~5階位をひとっとびで、乗り越えることができるんです。
すごくないですか!
玄関から入らなくても、「ただいま~、今日はベランダから帰ってきたよ~」って妻の意表を突くことだってできますからね(^_-)-☆
でも、ゴキブリの後ろ足はいたって普通(^^;
まあ、ジャンプしないですからね。でも、進化の過程で足が太くならなくてよかった、とも言えるかもしれませんね。
走るのが早いわ、羽を広げて飛び回るわ、おまけにジャンプまでされてしまっては、「かないません、許してください~」と白旗をあげざるを得ません(笑)
さて、これまでコオロギとゴキブリの違いを画像と共にご紹介させていただきました。
ここで、表にまとめておきたいと思います!
背の形状 | 背の高さ | 足の太さ | |
---|---|---|---|
コオロギ | 丸っこい | 高い | 太くてたくましい |
ゴキブリ | 平べったい | 低い | 細い |
見かけた瞬間は、「どっち?」ってわからないかもしれませんが、背中の形状や背の高さで判別してくださいね♪
その他の違い
見た目以外にも違いはあります。3つご紹介しますね。
- 種目
- 鳴き方
- 産卵場所
コオロギは、昆虫綱バッタ目(直翅目)キリギリス亜目(剣弁亜目)コオロギ上科。
ゴキブリは、昆虫綱ゴキブリ目。とうぜん、ゴキブリも昆虫の仲間です。
でも、~目の~科っていわれても、よくわかりませんよね~。私もです(笑)
コオロギが泣くことは知っていても、ゴキブリが泣くことをご存じでない人は多いと思います。
コロコロと可愛い声で鳴くコオロギに対して、ゴキブリはぎーぎーと鳴きます。
コオロギは土の中に卵を産みますが、ゴキブリは家の中で卵を産みます。
冷蔵庫の後ろなどあたたかくて湿気が多い場所。
そのため、コオロギが家で大量発生することはりませんが、ゴキブリは屋内で繁殖するんですね。
ああ、おそろしや・・・
それでは、次にコオロギとゴキブリの赤ちゃんはにている!について検証してみましょう!
コオロギとゴキブリの赤ちゃんは似ている!
ところで、コオロギとゴキブリの赤ちゃんって激似なんですよ!
成長しても似ていますが、赤ちゃんはそれ以上に形だけでは見分けがつきにくいんです。
でも、1か所だけ、決定的に違うところがあるんです。
それは、、、
背中に白い線が入っているかどうか。
次の画像をご覧ください。
実際の赤ちゃんの写真を入手できなかったので、なるべくイメージしてもらおうとイラストを作成してみました!
ゴキブリはイラストにあるように、胴体と頭(?)の境目に白い線が入っていますね。
コオロギには、この白い線がないのです。
形はとても似ているのですが、白い線が有るか無いかで、コオロギかゴキブリか見分けることができるんですね(^^♪
知っておけば、いざという時に慌てなくて済みますよね。
さて、鳴き声が素敵なコオロギは人に好かれるけれど、ゴキブリは人に見つかったら最後、執拗に追いかけられる存在。
最後に、なぜゴキブリはこんなにも、嫌われる存在なのか?について考えてみたいと思います。
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似ているのになぜゴキブリが圧倒的に嫌われるのか?
私にとってゴキブリは嫌いというか、怖い存在と言ってもいいかもしれません。
実家に住んでいた時なんか、3方にゴキブリに囲まれてたことがあって、身動き取れなくなったことさえありました(^^;
なぜ、こんなにも嫌われる存在なのか?それは、
『幼い時に植え付けられた先入観』
なのではないかと思っています。
産まれてはじめてゴキブリを見た時って、たぶん嫌悪感は持ってないはずです。
先入観というフィルターがかかっていない状態だと、ただの昆虫に見えるんじゃないかと思うんです。
それが、幼い時にまわりがゴキブリは気持ち悪いと言うものだから、少しずつ影響されていくのではないかと思うのです。
北海道に住んでいる人が、本州に引っ越してはじめてゴキブリをみても、拒絶反応しないって言いますもんね♪
キライな理由には不潔だからとか姿が気持ち悪いとか本能的にいやだとか、いろいろな意見がありますが、あなたはどう思いますか?
さてさて、それでは記事のまとめをしたいと思います!
まとめ
背中の形状や背の高さ、後ろ足の太さなど、コオロギとゴキブリの違いを画像と共にご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ちょうどいいタイミングで先日私が玄関で出会ったのは、まさにゴキブリでした。
背が低かったので一目で違いを確認できましたよ!
コオロギをゴキブリと勘違いした息子には、あたかも違いを知っている風な態度を取りましたが、調査した結果いろいろ新しい発見がありました!
折を見て自慢げに息子に語ってやろうと思っている大人げない管理人です(笑)
「これってコオロギとゴキブリどっち?」と迷ったら、今回の記事を思い出してくださいね。
もしジーっと見つめて、結果ゴキブリだった時に、「きゃー、見るんじゃなかった~」ってことになったらすみません(^^;
僕は、ゴキブリもコオロギもちょっと気持ち悪いなと思います。というか、虫が苦手な気がします。