少年野球とプロ野球とでは、グランドのサイズが違いますよね。

私の息子は少年野球をしてますが、社会人と比べると一回り小さいのがよくわかります。

ただ、具体的に何メートルなのかよくわからない方が多いのではないでしょうか?

私も、息子にマウンドとホームベースまでの距離を聞かれて、答えられませんでした。

そのような理由で、野球グランドのサイズを詳しく調査しましたので、その内容を図解でわかりやすく解説させて頂きます!

記事後半は、ライン名称についての説明もしていますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね~。


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野球グランドのサイズ

野球グランドには年齢に合わせて複数のサイズがあります。

子供が大人用のサイズでやるのは体力的に厳しいので、それを考慮して作られたのでしょうね。

では野球グランドのサイズを投球間と塁間で見ていきましょう。

野球グランド比較表

野球グランドのサイズ表はこちらです。

組織投球者から本塁までの距離塁間外野フェンスまでの距離
プロ野球、高校野球、一般軟式、ボーイズ、リトルシニア18.44m27.431m76.199m以上
ボーイズ(小学部)15.367m22.86m規定なし
少年軟式・学童野球16m23m両翼70m、センター85m
少年軟式(低学年部)15m or 14m21m両翼70m、センター85m
リトルリーグ14.02m18.29m60.95m以上

このように高校生以上は標準サイズですが、高校生以下の小学生ではサイズが小さくなっています。

あらためて見ると、野球の組織はこんなにもあるんですね♪

ではこの中から有名なプロ野球社会人野球高校野球と少年野球(少年軟式)について詳しく紹介していきます。

プロ野球・社会人野球・高校野球

プロ野球・社会人野球・高校野球のグランドサイズは以下の通りです。

プロ野球・社会人野球・高校野球

  • 投球者から本塁まで…18.44m
  • 塁間…27.431m
  • 外野フェンスまで…76.199m以上
  • キャッチャーサークルからネクストバッターサークルまで…11.28m
  • ホームベースから二塁ベースまでの距離…38.795m

かなり細かいところまで決まっていますね。

まさかネクストバッターサークルまでの距離も決まっているので意外です。

ちなみにサイズがゼロコンマまで細かく決まっているのはアメリカの基準フィートで計測しているからです。

1フィートは30.48センチメートルなので細かい数字になっています。

少年野球(少年軟式)

少年野球のグランドサイズは以下の通りです。

少年野球(少年軟式)

  • 投球者から本塁まで…16m
  • 塁間…23m
  • 外野フェンスまで…両翼70m、センター85m
  • キャッチャーサークルからネクストバッターサークルまで…9.4m
  • ホームベースから二塁ベースまでの距離…32.52m

少年野球は高校野球などと比べると全体的に小さくなっています。

それでもそこまでの違いはないように感じますね♪

少年用だからといって楽なことはないでしょう。


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ライン幅

ライン幅は少年もプロも3インチ(7.6センチ)と決められています。

7.6センチと聞くと太く感じますが、これはラインが見えなくなると困るから太めに設定されています。

確かに野球のグランドは土で消えやすいですよね。

また、ラインは湿りけのある石灰またはチョーク、その他の白い材料で描くとまで決められているのです。

まさかここまで細かいところまで決まっているとは思いませんよね♪


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マウンドのサイズ

マウンドとはピッチャーが立っているところを差します。

ではマウンドのサイズを見ていきましょう。

プロ野球・社会人野球・高校野球

プロ野球などのマウンドサイズは以下の通りです。

プロ野球・社会人野球・高校野球

  • 高さ…25.4㎝
  • 直径…5.486m
  • ピッチャープレートの長さ…60.9×15.2㎝

マウンドは他の場所より約25㎝も高くなっています。

ピッチャーは25㎝高いところからボールを投げるので、バッターは落ちてくるようなボールを打つということになりますね♪

少年野球(少年軟式)

続いて少年野球のマウンドサイズを見てきましょう。

少年野球(少年軟式)

  • 高さ…25.4㎝
  • 直径…4.572m
  • ピッチャープレートの長さ…51×13㎝

高さについてはプロと変わりません。

直径やピッチャープレートは子供の体の大きさに合わせて、少しだけ小さくなっていますね♪


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バッターボックスのサイズ

バッターボックスはバッターがピッチャーのボールを打ち返す時に立つ場所ですね。

ではバッターボックスのサイズを紹介します。

プロ野球・社会人野球・高校野球

プロ野球などのバッターボックスサイズは以下の通りです。

プロ野球・社会人野球・高校野球

  • 縦…1.828m
  • 横…1.219m
  • 左右との距離…0.7366m

バッターボックスには右と左に2つありますが、どちらもサイズは同じです。

右利きは左から、左利きは右から打つのが一般的ですね♪

少年野球(少年軟式)

少年野球のバッターボックスサイズはこちらです。

少年野球(少年軟式)

  • 縦…1.50m
  • 横…0.90m
  • 左右との距離…0.641m

バッターボックスも子供の体の大きさに合わせて小さめに作られていますね。

ちなみに、このラインから足を出して打つとアウトになるので気を付けましょう。


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ベースの位置

ベースの位置は少年とプロで距離は違いますが、基本的な位置は同じです。

ベースの位置

  • 一塁…ファウルライン内側
  • 二塁…一塁と三塁を結ぶ交差点
  • 三塁…ファウルライン内側

ベースはスライディングなどで動くこともありますが、動いた時はこの位置に戻しています。


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ライン

野球グランドには複数のラインが引かれていますが、それぞれに意味があります。

では野球グランドにある9つのラインの意味を紹介していきますね。

1塁線

バッターボックスから1塁まで伸びている線。

この線より外側はファールになります。

3塁線

3塁からバッターボックスまで伸びている線。

1塁と同じくこの線より外側はファールになります。

コーチャーズボックス

1塁と3塁のファウルエリアに引かれている場所。

この場所ではコーチャーが走者や打者に指示を出しています。

スリーフットライン

1塁線の中ごろに平衡にひかれた線。

この場所ならボールを持った野手からランナーが逃げることができます。

ネクストバッターズサークル

バッターボックスから10m程度離れた場所にある円形の線。

この場所では次のバッターが控えいます。

バッターボックス

バッターがピッチャーのボールを打ち返す時に入る四角い線。

2種類ありますが、どちらから売っても大丈夫です。

キャッチャーボックス

バッターボックスの一つ後ろ側にある線。

ピッチャーのボールを受け取るキャッチャーが座る場所です。

ダートサークル

バッターボックスやキャッチャーボックスを囲む円形の土。

ホームベース付近でのプレー(バッティング、スライディング)を安全かつスムーズに行うためにあります。


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野球グランドのサイズをご紹介してきました。

息子にピッチャーマウンドからホームベースまでの距離を聞かれたことで、調査を始めたのですが、これほど細かく大きさが決められているとは思っていませんでした(^^;

実際にライン引きをする方もいらっしゃると思いますが、ぜひご参考になさってくださいね♪

野球ボールのサイズについても、解説している記事があります。

軟式も2種類あって、硬式もサイズが異なりますので、知識を深めるためにもぜひご覧になってくださいね~。