てるてる坊主って、皆さん知っていますよね。

本当に晴れてほしい時などは、迷信とわかっていながらも、ついついすがりたくなっちゃいますよね~。

今回は、そんなてるてる坊主の作り方をご紹介します!

てるてる坊主

そして、てるてる坊主って実は歌詞は怖かったり、由来がホラー的だったりするんですよ!

おまけに、幻と言われる一番も存在することを知っている方は、あまりいないのではないでしょうか?

そんなてるてる坊主について、作り方と歌詞や由来についてご紹介します!

それではいっしょに見ていきましょう~。


スポンサーリンク

かわいいティッシュを使った作り方

さっそく、てるてる坊主の作り方からご紹介いたします。

作っているところを動画に撮りましたので、よかったらご覧になってください。



ティッシュやひもは100均で買ってきました。

顔は子どもに描いてもらいましたよ。

必要な道具と材料

必要な道具と材料はこちらです。

道具と材料

必要な道具と材料

  • ティッシュ(無地2枚、キャラクター1枚)
  • 輪ゴム(1個)
  • 紐(1本)
  • ペン
  • はさみ


作り方手順

ディッシュのデザインを変えるとバリエーションが増えます。中に入れるティッシュは、普通の無地でOKです。

1.ティッシュを丸める

無地のティッシュを2枚まるめます。

手順1

2.ティッシュでくるむ

もう一枚のキャラクターのティッシュでくるんで、首になる部分を輪ゴムで巻いてとめます。

手順2手順2手順2

そして、顔を描いてあげましょう~。

手順2手順2

3.紐でつるす

最後にひもで結んでつるせば完成です!

手順3手順3手順3


このあち、由来や歌詞についてもご紹介しますが、首を輪ゴムで巻いたり紐で結んだりしていると、なんだか残酷な気分になっちゃいましたね(笑)

でも、とても簡単につくれるのでぜひお試しくださいね。


スポンサーリンク


由来

次に、てるてる坊主の由来をご紹介しましょう。

いろいろと説はあるようなのですが、代表的なお話は次の二つです。

  • 晴娘の生贄
  • お坊さんの首

なんかどちらもおっかなくて怖いですよね~。ホラーですよね~。ちなみにどちらも中国のお話です。

てるてる坊主

【晴娘の生贄】

昔々のこと、中国の北京に「晴娘」という美しい女性がいたそうです。ある年、北京で大洪水が発生するような大雨が降り、いつまでたってもやみません。

もちろん天気予報などありませんから、人々は雨が止むように神頼みしました。

「晴娘」も空に向かって、「どうか神様この雨を止ませてください」と願っていたところ、次のような声が聞こえてきたのです。

「東海龍王がお前を妃(お嫁さん)にしたいと言っている! 従わないと、北京を海のように沈めてみせるぞ!」

晴娘は「わかりました。わたしが妃になる代わりに、どうか雨を降らせないでください」と返事をしたところ、北京は雨が止んだそうです。

しかし、晴娘は翌日から行方が分からなくなったのです。

【お坊さんの首】

昔々のこと、中国に高名なお坊さんがいたそうです。ある年、大雨が降り続け、民衆がとても困っていた時のこと、このお坊さんが

「わしがお経を唱えて雨をやませてみせよう」と言い出しました。

とても困っていた国王もこのお坊さんの言うこと信じて、自らお願いしました。

しかし、お坊さんがいくらお経を唱えても雨は止まず、ますますひどくなり、ついに腹を立てた国王はそのお坊さんの首をちょん切ってしまいました。

そして、その首を布に包んでつるしたところ、翌日雨が止んだのです。


以上、この二つが由来と言われています。どちらも明るい話ではありませんよね~。

そもそも、てるてる坊主って首つり状態ですもんね(^^;

夜見ると、ドキッとしてしまうのはわたしだけでしょうか???


スポンサーリンク


歌詞

最後に、てるてる坊主の歌詞を見てみましょう~。ポイントは次の2点です。

  • 三番の歌詞が残酷
  • 幻の一番があった

ひとつづつ見ていきますね。まずは歌詞を再確認してみましょう~。

【てるてる坊主の歌詞】

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

恥ずかしながら、わたしは一番もよく覚えていませんでした。

ところで、三番をよく読んでください。

もし、晴れなかったら首をちょん切ると言っています。いくらなんでも残酷ですよね~。

どうして、こんな残酷な歌詞になったのか私なりに考えてみました。

現代は天気予報も発達していて、1週間先、2週間先の天気が分かったりします。それに普通の雨で堤防が決壊することもありません。

つまり、台風とかでも来ない限りは普通の生活ができるんです。

しかし、昔の方はそんなわけにはいきません。雨が続くと川が氾濫し、家が流されてしまうこともあります。現代とは異なって長雨は一大事だったに違いありません。

ですので、首をちょん切るくらい脅してでも晴れを願ったのではないでしょうか。

てるてる坊主

【幻の一番】

てるてる坊主の歌詞は実は4番まであったそうです。しかし、なぜかこの一番の歌詞は削除されてしまいます。

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
もしも曇って泣いてたら 空をながめてみんな泣こう

なんとなくこの幻の一番だけ、趣が異なっていると思いませんか?

「どちらかというと晴れてほしいけど、雨でも仕方ないや」というあいまいさが感じられる歌詞です。

個人的には好きなのですが、他の三番のような真剣味が足りない分、削除されてしまったのではないでしょうか。

みなさんはどう思いますかね~?


スポンサーリンク


まとめ

いかがだったでしょうか?

てるてる坊主の由来や歌詞、作り方をご紹介していきました。

今回の記事内容を簡単に振り返っておくと、

由来には「晴娘の生贄」「お坊さんの首」の二つの説がある。

歌詞には「幻の一番」があって、「三番が残酷」。

作り方は、ティッシュや輪ゴムで作れる。

といった内容をお伝えしてきました。

こういった昔から言い伝えられてきた話を振り返ると面白い発見がありますね♪

ハッピーな話のように思えて、実は怖い物語もけっこうあるかもしれませんね。