こどもの「なぜ? どうしてこうなるの?」という興味って、尽きることが無いですよね~。
学校でスライムづくりを体験してきた息子が、「作った後に塩を入れると面白いよ」と聞いてきたんですね。
すると、帰宅するやいなや『なぜなぜ攻撃』の始まり(笑)
どうして、塩を入れると面白くなるのかな?
実は、わたしも試したことが無かったので、
よーし、じゃあやってみよう!
ということになって早速試してみましたよ。
今回の記事では、『スライムに塩をかけるとどうなるの?』について、追求していきたいと思います。
最初に動画や画像で現象の変化を確認して頂き、そのあと原理について解説しますね。
このような実験的な遊びは子供の探求心を刺激しますし、自由研究のテーマにもピッタリ♪
それでは、一緒にみていきましょう~。
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スライムに塩をかけるとどうなるの?
結論から申し上げますと、スライムに塩をかけると『液体と固体に分離』します。
白っぽい液体とスーパーボールのような弾力がある個体に分かれるんですね~。
塩をかけた後の変化を動画に撮りましたので、まずはこちらからご確認ください。
変化していく様子って、やっぱり動画が一番よく伝わると思います。
塩をかけると、あっという間に液体と固体に分離するのがよくわかると思います。
面白い現象ですよね~♪
ついさっきまでドロドロしていたのが、塩をかけるだけでまったく別の物体に変わるのですから。
では、次の章からは段階を追って詳細に解説していきますね。
記事の最後には、スーパーボールのように変化した個体を使って遊んでみましたよ♪
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必要な道具と材料
必要な道具や材料は次の通りです。
- スライムを入れる容器
- 割りばし
次に、必要な材料です。
- スライム
- 塩
それでは、スライムに塩をかけて変化の過程を見ていきましょう~。
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1.スライムを用意する
簡単に作り方を紹介しておきますね。
- お湯50mlと洗濯のり50mlを混ぜる
- そこに食紅や絵具を適量入れて着色する
- さらに、ホウ砂水を小さじ1杯入れてとことんかき混ぜる
よかったら、参考にしてくださいね♪
2.塩をかける
3.割りばしでかき混ぜる
よくわかるように、容器を変えてみました。
思った以上に水分が多いなぁ~という印象を受けました。
水分と固体の割合は、元のスライムが固いか緩いかで異なってくると思います。
今回は、緩めのスライムだったので水分が多かったということですね。
でも個体部分は色も薄くなって、
少しきもちわるいかも~
と触るのをためらっていましたね~(笑)
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スーパーボールで遊んでみよう
実は、この気持ち悪いと言っている個体部分ですが、スーパーボールのように弾力があるんですね。
床に落とすと、ポ~ン、ポンポンと跳ねるんです!
まあ、本当のスーパーボールに比べるとそこまで跳ね返りませんし、変形した球なので跳ね返る方向がバラバラなのですが、そこそこ遊べるとは思います!
スライムに飽きたら、あえて塩をかけてスーパーボールにしてみるのもいいかもしれませんね~。
原理を確認しておこう
小学1年の息子にとっては、『塩をかけるとどうなるか?』の現象がわかっただけで満足したようです。
でも、小学校高学年や中学生にもなると、『なぜ分離するのか?』も興味があるところですよね。
この章では、その原理についても少しふれておきたいと思います。
まずは、スライムの状態をイメージ図で表すとこのようになります。
今回は『スライムに塩をかけるとどうなるか?』の考察なので、完成したスライムのイメージ図を載せています。
化学式も交えてより高度に解説していますので、よかったらこちらも参考にしてください。
この状態のスライムに塩をかけると、閉じ込められている水分だけを塩が抜き取ってしまいます。
ですので、PVAとホウ砂の個体部分と、水分とに分離してしまうのです。
たかがスライムですが、原理を知ろうとすると難しいものがありますよね~。
私のように凝り固まった頭を解きほぐすには、いいトレーニングになるかもしれませんね♪
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、『スライムに塩をかけるとどうなるか?』について解説してきました。
簡単におさらいしておきましょう~。
- 液体と固体に分離する
- 個体になった部分は、スーパーボールのように弾力がある
結論だけ書くと、あっさりした答えになってしまいますが、原理を紐解いていこうとすると結構難しいものがありました。
調べてみると、大学の論文まであったりするようなので、たかがスライムされどスライムなんですね~。
よかったら、お子さんと一緒に実験してみて下さいね!
きっと、面白い発見になると思いますよ~。