観光地などに行くと、大きな犬を散歩している人をよく見かけますよね。
飼い主さんに「なんていう犬種ですか?」と聞いたことがあります。
「イングリッシュ・マスティフ」という超大型犬ということだったのですが、恥ずかしながら知らなかった僕です(^^;
そこで、世界の大きな犬、得に世界一大きな犬について、徹底的に調査しましたよ!
大きさベスト10やギネス記録の犬についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね!
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犬の大きさを表す指標
犬の大きさを表す世界的な指標は明確に決まっていません。
犬を大きさで分類する時によく使われるのが、小型犬・中型犬・大型犬の3つですよね。
小型犬・中型犬・大型犬と聞けば、なんとなく大きさを想像できると思います。
しかし、どのサイズから小型で、どのサイズまでが中型かわからないでしょう。
人によって感覚は異なるので、はっきりと基準がなければ困りますよね?
そこで日本は犬の大きさを表す指標として以下のものを出しました。
- 超小型犬…4kg未満
- 小型犬…4~10kg未満
- 中型犬…10~25kg未満
- 大型犬…25~40kg未満
- 超大型犬…40kg以上
日本の場合は犬の体重に合わせて分類わけしています。
はっきりと体重で決められたのでわかりやすくなりましたね♪
ただ、基準がわかったところで具体的にどんな犬種が小型犬や中型犬などに当てはまるのかわかりづらいと思います。
たとえば、以下の犬種はそれぞれのジャンルに分類されています。
超小型犬 | トイ・プードル |
ポメラニアン | |
マルチーズ | |
小型犬 | 柴犬 |
パグ | |
シー・ズー | |
中型犬 | 紀州犬 |
ビーグル | |
ブルドッグ | |
大型犬 | ゴールデン・レトリーバー |
シベリアン・ハスキー | |
ダルメシアン | |
超大型犬 | セントバーナード |
ドーベルマン | |
土佐犬 |
こうしてみると、なんとなく犬のサイズのイメージがわきやすくなります♪
それにしても犬は種類によって大きくサイズが異なりますね。
手で持てる犬から人間よりはるかに大きい犬までいることにはびっくりです!
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世界一大きい犬はコレだ!
犬の大きさは主に体重・体長・体高で表されますが、体高と体重の2つで見ると世界一大きい犬は以下の通りです。
- 世界一体高が大きい犬…アイリッシュ・ウルフハウンド
- 世界一体重が重い犬…イングリッシュ・マスティフ
ではそれぞれの犬がどれほど大きいサイズなのか紹介していきます。
世界一体高が大きい犬「アイリッシュ・ウルフハウンド」
アイリッシュ・ウルフハウンドの特徴は以下の通りです。
- 名前…アイリッシュ・ウルフハウンド
- 原産地…アイルランド
- 体高…71~86cm
- 体重…40.5~54.5kg
犬の体高は四つ足がついた状態で立った時の地面から背中までのサイズを指しますが、アイリッシュ・ウルフハウンドの場合は平均すると80cm程度あります。
80cmといえば、小学生高学年が使う野球バットくらいのサイズです。
かなり体高が大きいことがわかりますよね(@_@)
ただ、体高が80cmというのはあくまで平均的なアイリッシュ・ウルフハウンドの場合です。
アイリッシュ・ウルフハウンドは個体によって体の大きさも異なり、中には体高が1メートルを超えるタイプもいると言われています。
1メートルといえば、大人の腰くらいの位置までありますよね?
体高だけで成人した大人の半分以上の大きさがあるというのはかなり衝撃的です。
一方で犬の体の長さを表す体長ですが、はっきりわかっていません。
画像を見る限り体高と同じくらいに見えるので、体長も約80cmくらいはありそうです。
体高・体長ともに80cm程度のアイリッシュ・ウルフハウンドは、体重も重くて55kgもあります。
体重が55kgというのは、痩せている人の体重とほとんど変わりません。
見事、世界一体高が大きい犬種に輝いたアイリッシュ・ウルフハウンドですが、実は非常に昔から存在した犬だと言われています。
アイリッシュ・ウルフハウンドの先祖は、紀元前の時代から存在していました(@_@)
紀元前の時代から生きていたアイリッシュ・ウルフハウンドはさまざまな国を渡り歩き、最終的にアイルランドに行きつきました。
18世紀になるアイリッシュ・ウルフハウンドは、アイルランド農民にとって重要な存在になります。
アイリッシュ・ウルフハウンドは体の大きさを生かして、農地を荒らすオオカミやキツネを退治していたのです!
犬がオオカミを撃退するというのもすごい話ですね。
しかしその後、オオカミが絶滅し、アイルランド農民から必要とされなくなります。
一時期絶滅寸前にまで追いやられたアイリッシュ・ウルフハウンドですが、愛犬家たちに保護され、今となってはペットとしても飼われています。
アイリッシュ・ウルフハウンドは巨体に似合わず、友好的なところがあるのでペットとしては飼いやすいです♪
ただ、体が大きいのでそれなりのスペースが必要になります。
飼育方法も難しいので、初心者向けのペットではありません。
もしアイリッシュ・ウルフハウンドをペットとして購入する際には、お金と経験、飼育場所が必要になるので気を付けましょうね。
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世界一体重が重い犬「イングリッシュ・マスティフ」
犬の中でも世界一体重が重いイングリッシュ・マスティフの特徴はこちらです。
- 名前…イングリッシュ・マスティフ(単純に「マスティフ」と呼ぶこともある)
- 原産地…イングランド
- 体高…68~75㎝以上
- 体重…70~80kg超
イングリッシュ・マスティフは体重がなんと70~80kgもあります(@_@)
70~80kgといえば、たいていの人間より体重が重いのではないでしょうか。
一般的に犬は人間よりも軽いイメージがありますが、まさか人間より重い犬が存在するとは思いませんでしたね。
体重が重いイングリッシュ・マスティフは、体高も大きく70cm程度もあります。
犬の中で世界一体高が大きいアイリッシュ・ウルフハウンドの約80cmと比べると劣りますが、それでも十分に体高が大きいですよね。
そんなイングリッシュ・マスティフは名前の通り、イギリスが原産地とされています。
古代から猟犬や護衛県として活躍していたイングリッシュ・マスティフですが、その体の大きさゆえに一度滅びかけました(@_@)
体が大きいと食べる量も多くなるので、特に戦時中は犬に餌を与えている余裕はありません。
そんなつらい時代を経たイングリッシュ・マスティフですが、愛犬家たちによって現在の姿を手に入れました。
ちなみに、イングリッシュ・マスティフもペットとして飼うことが可能です。
体が大きいので餌代や飼育場所が必要になりますが、余裕がある方は購入を検討してみるのも良いでしょう♪
世界一大きい犬としてアイリッシュ・ウルフハウンドとイングリッシュ・マスティフを紹介してきましたが、どちらも犬とは思えない体の大きさですね。
ナマで見たら余計に大きく感じるので怖そうです。
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大きい犬ベスト10
大きい犬のベスト10がこちらです。
順位 | 犬種 |
---|---|
1位 | ゼウス |
2位 | アイリッシュ・ウルフハウンド |
3位 | セント・バーナード |
4位 | グレート・デーン |
5位 | イングリッシュ・マスティフ |
6位 | ニューファンドランド |
7位 | グレート・ピレニーズ |
8位 | ボルドー・マスティフ |
9位 | スコティッシュ・ディアハウンド |
10位 | 土佐犬 |
ではそれぞれの犬について紹介していきますね。
ゼウス
ゼウスの特徴はこちらです。
- 名前…ゼウス
- 生息地…アメリカ・ミシガン州に住む夫妻のペット
- 体高…111.8㎝
- 体重…70kg以上
ゼウスは世界一大きな犬としてギネス記録されている犬です。
犬種で言うとグレート・デーンですが、通常のサイズより一回りくらい大きくなっています。
サイズだけ見ると、犬というより恐竜のような感じですね♪
アイリッシュ・ウルフハウンド
アイリッシュ・ウルフハウンドの特徴はこちらです。
- 名前…アイリッシュ・ウルフハウンド
- 原産地…アイルランド
- 体高…71~86cm
- 体重…40.5~54.5kg
アイリッシュ・ウルフハウンドは先ほど紹介した体高が最も大きな犬種です。
ゼウスの約111cmと比べると小さいですが、それでも十分な大きさですよね。
セント・バーナード
セント・バーナードの特徴はこちらです。
- 名前…セント・バーナード
- 原産地…スイス
- 体長…75~100cm
- 体高…60~90cm以上
- 体重…50~90kg
セント・バーナードはアニメ「アルプスの少女ハイジ」で登場する犬です。
犬の中でも知名度が高いので、名前を聞いたことがある人も多いでしょう。
セント・バーナードは体が大きいですが、個体によって異なり体長が2メートルを超えることもあります(@_@)
グレート・デーン
グレート・デーンの特徴はこちらです。
- 名前…グレート・デーン(別名:ジャーマン・マスティフ)
- 原産地…ドイツ
- 体高…71~80cm
- 体重…46~54kg
グレート・デーンはアイリッシュ・ウルフハウンド同様に体高が大きい犬種です。
体高は目安なので、1位で紹介したゼウスのように体高が100cmを超えることもあります。
イングリッシュ・マスティフ
イングリッシュ・マスティフの特徴はこちらです。
- 名前…イングリッシュ・マスティフ(単純に「マスティフ」と呼ぶこともある)
- 原産地…イングランド
- 体高…68~75㎝以上
- 体重…70~80kg超
イングリッシュ・マスティフは世界一体重が重い犬種です。
ほかの犬と比べると10~20kg程度重くなっています。
イングリッシュ・マスティフがいかに重い犬種なのかわかりますね♪
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ニューファンドランド
ニューファンドランドの特徴はこちらです。
- 名前…ニューファンドランド
- 原産地…カナダ
- 体高…65~70㎝
- 体重…65~80kg
ニューファンドランドは漁師の手伝いをしていたとされる超大型の犬種です。
黒い毛に包まれた巨体なのでいかつい見た目をしていますが、水難救助犬として活躍することもあります♪
グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズの特徴はこちらです。
- 名前…グレート・ピレニーズ
- 原産地…フランス・スペイン
- 体高…70~80㎝以上
- 体重…45~70kg
グレート・ピレニーズは白色の毛に包まれた超大型の犬種です。
愛情表現が豊かで、どっしりと構えています。
しかし、散歩の時間になるとかなり活動的になるのが特徴です(^^♪
ボルドー・マスティフ
ボルドー・マスティフの特徴はこちらです。
- 名前…ボルドー・マスティフ
- 原産地…フランス
- 体高…58~70㎝以上
- 体重…40~62kg
ボルドー・マスティフはしわのある少し怖い顔をした犬種です。
見た目は怖いですが、穏やかな性格で普段は落ち着いています。
ただ、昔は闘犬として活躍していたので、破壊力は抜群です(@_@)
スコティッシュ・ディアハウンド
スコティッシュ・ディアハウンドの特徴はこちらです。
- 名前…スコティッシュ・ディアハウンド
- 原産地…スコットランド
- 体高…77㎝程度
- 体重…45kg程度
スコティッシュ・ディアハウンドはオオカミの猟犬として活躍していた犬です。
非常にスリムな体をしているので体は重くありませんが、高さがあります。
ちなみに、アイリッシュ・ウルフハウンドの兄弟種にあたるので、見た目がどことなく近いのもポイントです。
土佐犬
土佐犬の特徴はこちらです。
- 名前…土佐犬
- 原産地…日本
- 体高…62~82㎝以上
- 体重…40~100kg
土佐犬は日本生まれのおおらかな性格をした犬です。
慣れた人に対しては温厚的ですが、知らない人に対しては警戒心を抱くので気を付けましょう。
超大型犬と呼ばれる犬はたくさんいますね。
いずれも体が大きくて本当に実在するとは思えません(^^)
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世界最大のギネス記録を持つ犬
先ほども軽く紹介しましたが、グレート・デーンのゼウスはギネス記録を持つほど体が大きいです。
ゼウスは2008年11月に生まれ、アメリカのミシガン州に暮らすドアラグ夫妻のペットとして飼われています。
当時はかなり犬好きの間で話題になりましたが、2014年9月11日に亡くなりました。
年齢にすると5歳という非常に短命です。
一般的な犬は15年生きると言われていますが、グレート・デーンの平均寿命は7~9歳とされています。
グレート・デーンの寿命がそもそも短いですが、ゼウスの場合は平均寿命を大きく下回っています。
体が大きかったので、その負荷に耐えられなかったのかもしれませんね。
そんな体の大きなゼウスが具体的にどれくらいのサイズなのか体長・体高・体重の3つで見ていきましょう。
体長(身長)
ゼウスの体調ははっきりと公表されていません。
ただ、ゼウスが2つ足で立ち上がったときの高さが223cmと言われています。
そのため、体長も100cmは超えているでしょう。
体高
ゼウスの体高は111.8cmです。
子どもの身長が5~6歳で110cmに達すると言われているので、ゼウスの体高が非常に大きいことがわかりますね。
体重
ゼウスの体重は70kgを超えています。
世界一体重が重いとされるイングリッシュ・マスティフの体重は70~80kg程度でした。
グレート・デーンはスリムボディなので、さすがに体重はそこまで重くないようですね♪
まさか体高が100cmを超える犬がこの世に存在しているとは思いませんでした(@_@)
体の大きなゼウスをペットとして飼っていた夫妻がいるというのも驚きですね。
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以上、世界一大きい犬をご紹介してきました。
部屋でも飼える小型犬が人気がありますが、記事を書き終わった後に、やっぱり僕は大型犬が好きだな、と改めて思いました。
かっこいいし、存在感があるのがとても好きですね~。