「この世界の片隅に」という映画ですが、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

戦争映画と言うことまでは知っていると思いますが「なぜこんなに有名なのだろう?」と不思議に思っちゃいますよね。

そこで、この記事では、「この世界の片隅に」のあらすじを簡単にわかりやすく解説します!

あらすじを知ってから映画を見ても、十分に楽しめますので、まずはどんな内容か把握しておきましょう。

記事の後半は、僕なりの感想や考察も交えていますので、よかったら最後までご覧になってください。


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作品情報

「この世界の片隅に」の基本的な情報をご紹介します。

公開日42686
上映時間129分
監督・脚本片渕須直
アニメーション制作MAPPA
興行収入27億円
受賞歴・第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞
・第21回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞
キャスト・第41回アヌシー国際アニメーション映画祭 長編部門審査員賞
・第90回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画第1位など
・北條 すず…のん(能年玲奈)
・北條 周作…細谷佳正
・水原 哲…小野大輔
・白木 リン…岩井七世

この世界の片隅に」は小規模からロングランしたことで有名な映画作品です。

最初は63館という小さな規模で始まりました。

公開からSNSをメインに少しずつ人気が出始めます。

規模も拡大し、最終的には484館まで数字が伸びました。

さらには、2016年11月12日の公開から2019年12月19日まで1133日に至るまで公開されていたのです(@_@)

1つの映画が約3年も公開され続けるのはすごいですよね。

過去の映画を見ても、ここまで長期的に公開した映画は珍しいでしょう♪

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あらすじ

「この世界の片隅に」のあらすじを以下のパートに分けて紹介していきます。

  1. 北條すずの幼少期
  2. 北條周作との結婚
  3. 激化する第二次世界大戦
  4. 限界を迎えたすずの判断
  5. 悲しすぎる別れ
  6. 新たな出会い

北條すずの幼少期

物語は主人公・北條すずの子供時代から始まります。

当時のすずは北條ではなく浦野という名字でした。

浦野すずは海苔梳きを家業とする家の長女として生まれました。

おっとりしたどこにでもいるような少女ですが、すずは少し変わった体験をしています。

例えば、座敷童に出くわしたり、化け物にさらわれそうになったりしました。

不思議な少女のすずは、絵を描くことが大好きです♪

中学生の時には、絵画コンクールで受賞を果たした経験もあります。


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北條周作と結婚する

18歳になったすずはある日突然、北條家の長男である周作からの縁談の話を受けます。

突然の出来事だったので、すずは驚きました(@_@)

しかし、特に断る理由も思い当たらず、すずは北條家へ嫁ぐことになります。

すずと周作は結婚式の日まで会ったこともない状態でしたが、生活を共にするに連れて徐々に打ち解けていきました♪

晴れて夫婦になったすずの下に、周作の姉である径子が現れます。

径子はすずに対して強く当たりましたが、すずのおっとりした性格にあきれて親しくなってくのでした♪

平和な生活を送っていたすずですが、その生活も長くは持ちませんでした。


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激化する第二次世界大戦

当時は第二次世界大戦の真っただ中で、すずの住む広島県呉にも空襲が発生し始めます。

周作は戦争の影響で実家を空けることになり、すずの日常は大きく変化しました。

さらに、径子とその娘の晴美は戦争の影響で疎開することになります。

径子を見送りに行ったすずは、汽車の待ち時間で晴美とともに行動しますが、そこに空襲が発生しました(*_*;

近場の防空壕に逃れて何とか命は助かりましたが、防空壕の近くにあった爆弾の被害を受けて意識を失います。

時間が経過して目を覚ましたすずは、衝撃の光景を目の当たりにします。

なんと晴美が死んでいて、すず本人の右腕もなくなっていたのです。

衝撃的な出来事にすずは謝るしかありませんでした。


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限界を迎えたすずの判断

晴海を失ったすずは、その後径子と再会します。

晴美が亡くなった事実を聞いた径子は、すずのことを「人殺し」と涙ながらに罵倒しました。

いつもはおっとりした様子で径子の怒りをかわしますが、深く傷ついたすずは明るく振る舞う余裕もありません。

自暴自棄に陥ったすずですが、それとともに戦況も徐々に悪化していきます(*_*)

戦争の影響で北條家に焼夷弾が落ちたり、空襲を受けたりなどのひどい経験を重ねました。

心身ともに限界を感じていたすずは、周作に広島へ帰りたいことを伝えます。

こうして、すずと周作は広島に帰りましたが、そこでさらなる悲劇にあいます。


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悲しすぎる別れ

広島に帰ることを決めたすずの下に、径子が人殺しと罵倒したことを謝りに来ます。

謝罪を通してすっかり和解したすずと径子でしたが、その後大きな地響きとともにキノコ雲を目の当たりにしました。

今までに感じたことのない衝撃の原因は、8月6日に投下された原爆です。

広島市に投下された原爆によって、すずは両親も失います。

母は原爆に巻き込まれ、父はその後に病気が原因で死亡しました。

かろうじて生きたのは、妹のすみだけです(*_*;

しかし、すみも無事ではなく、原爆症を患います。

その後、8月15日に第二次世界大戦が終結したのでした。


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新たな出会い

戦争が終わった後、すみと周作は焼け野原にあるベンチで食事をしていました。

するとすみと周作の下に、原爆によって両親を失った幼い少女がやってきます。

すずはその少女に食べ物を与えて、ヨーコという名前を付け、新しい家族として迎え入れました。

ヨーコとの出会いを果たしたすずたちは、北條家に連れて帰ります。

ヨーコの姿を見た径子は、亡き娘晴美の服を直し着せてやるのでした。


かなりヘビーな内容ですが、重い話だからこそ多くの人の心に刺さったのでしょう。

視聴者の心に何かを残す内容になっていて、いつまでも心に残る作品です♪

感想と考察

「この世界の片隅に」は過去の戦争映画とは違った視点で描かれているところが特徴です。

戦争を題材にしたアニメは「火垂るの墓」や「はだしのゲン」が有名ですが、これらの作品は反戦をテーマに描かれています。

しかし「この世界の片隅に」は、戦争の中にある日常を描いているのが特徴的です。

戦争が起きる中で主人公のすずがどのように生きていくのか、何を感じているのかが繊細に描写されています。

まさに「この世界の片隅にある日常を」というテーマです。

今までに類を見ない見せ方をしているので、多くの視聴者を驚かせてきたのでしょう♪

また、作中でところどころに登場するミステリーも良い刺激となっています。

初見では不可解な部分が残る描写になっていますが、再度見ることでその意味が分かります。

繰り返し見たくなるように工夫しているところも優秀です♪

「この世界の片隅に」は今までの戦争アニメとは異なる見せ方をしています。

特に後半は驚きの連続で、2時間という上映時間があっという間に過ぎるでしょう。


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映画版の「この世界の片隅に」のあらすじをご紹介してきました。

火垂るの墓やはだしのゲンとは異なり、それほど生々しいシーンはありません。

僕は子どもと一緒に見て、意見や感想を交わしたりして、とても印象に残る映画でしたね。

「この世界の片隅に」に関する記事は、こちらにまとめています!

ぜひ、ご覧になってくださいね♪