妻へぇ

昨日、雨降ったよね?

弟にこ

ですです

妻にこ

えっ?、ですです? どこの言葉なの?

弟笑

「ですです」は、鹿児島弁で「そうです」の意味だよ

妻笑

へー、「です」を繰り返して使うんだね♪

意味は通じますが、「ですです」と返事されてしまうと、少し戸惑っちゃいますよね。

そんな、鹿児島弁を徹底調査しましたので、その内容をシェアさえて頂きますね。

気になる告白や日常会話の例文もたくさんご紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね♪


スポンサーリンク

鹿児島弁(鹿児島県の方言)

鹿児島弁といえば大河ドラマの「西郷どん」が有名ですよね。

ドラマを視聴した方はちょっとくらい鹿児島弁を知っている方も多いでしょう。

しかし、ドラマの鹿児島弁はほんの一部です。

今回は鹿児島の方言を60個以上、次のジャンルに分けて紹介していきます。

鹿児島弁

  • よく使う
  • なんとなくわかる
  • まったくわからない
  • かわいい

よく使う

鹿児島弁意味
てそい面倒くさい
はわく掃く
濃ゆい濃い
良かよ良いよ
からう背負う
うんにゃいいえ
おい自分
やぜろしかうるさい
ないごっじょ何事だ
文句
ぐらしいかわいそうな
あらいよあらまぁ
がられる怒られる
すいちょっど好き
ですですそうです

こちらはよく使う鹿児島弁です。

よく使うだけあって、聞いたことがある鹿児島弁という印象ですね♪

例えば「うんにゃ」は否定する時に使います。

日常的につかうなので鹿児島県を訪れると聞けるでしょう。

そして「うんにゃ」の逆の意味がある「ですです」もよく聞けます。

「ですです」は相づちの時に使ったり、疑問に対する答えで使うのが一般的です。

ただ、中には複雑な鹿児島弁もあって、「てそい」や「やぜろしか」は意味を知らないとまったくわかりません。

よく使う方言は全体的分かりやすいですが、中には難しい方言もありますね♪

難しい方言の意味も知っておくと鹿児島弁をもっと楽しめますよ!


スポンサーリンク


なんとなくわかる

鹿児島弁意味
かごいま鹿児島
まこて誠に
ほんのこて本当に
がっつい本当に
きばるがんばる
さらく歩く
だれる疲れる
ぎいがて義理堅い
きほじい気晴らし
せっぺ精一杯
ちょっしもたやっちゃった
でこん大根
やっけなやっかいな
なんちゅてん何と言っても
せっね切ない

全体的にあまり方言っぽくないので、鹿児島弁に詳しくなくても分かりそうですね♪

この中だと「まこて」は比較的有名です。

「西郷どん」でも使われていたので、知ってる方も多いでしょう。

使い方の例は「まこて、おかしか人じゃ」です。

ちなみに「ほんのこて」ち「がっつい」も意味が変わらないので覚えておくと良いですね♪

他にも「ちょっとしもた」は不意に言われるとキュンとします。

ちょっしもた!きぬずや、おぼえおったて(やっちゃった!昨日までは、覚えていたのに)」のように使います。

日常会話でありがちなシチュエーションですが、鹿児島弁になると不思議な感じになりますね♪

鹿児島特有の味が現れていて、どんどん聞きたくなる中毒性があります。


スポンサーリンク


まったくわからない(難しい)

鹿児島弁意味
ぎる万引き
やっせんダメ
チェストそれ行け
いっすん絶対に
うけ多い
おせっとさあお疲れ様
がっついちょうど
けしんかぎい精一杯
ごったましたくましい
ずっさらしだらしない
むぜかわいい
びんた
ひだりひもじい
のさった運が来た
いっかすい教える

こちらは特に難しい鹿児島弁です。

これまでの鹿児島弁と違って、ダントツの難しさですね♪

正直、他県民からすると上記の方言を使われても会話にならないでしょう。

例えば仕事終わりに「おせっとさあ」と言われると、「えっ、何ですか?」と聞き返してしまいそうです。

他にも「びんた」は難しいですね。

標準語で「びんた」は手の平で叩くビンタを思い浮かべませんか?

でも鹿児島弁だと「」を意味します。

例えば「びんたがいて」「びんたが良い」のような使い方です。

ビンタでとらえると訳が分かりませんよね。

鹿児島弁の中には標準語と同じでも、意味が違うこともあるので気を付けましょう♪

ちなみに、難しい鹿児島弁の中にある「チェスト」は西郷どんでも登場しました。

主に掛け声として使うことが多いです。

例えば決戦に向かう時や激として発します。

標準語で「チェスト」と言われると英語の「胸」と勘違いしそうですが、鹿児島弁の場合は違うので気を付けましょうね♪


スポンサーリンク


かわいい

鹿児島弁意味
げんねはずかしい
てげとても
てげてげ適当
あばてんねたくさん
いっぺこっぺあちらこちら
うっちょく置いておく
ないしちょっと何をしているの
あにょお兄さん
わっぜぇとても
けけけ買ってこい
こけけこっちに来い
へがふっ灰が降る
とっとっと取っている
んだもしたんあらまあ
じゃっどそうですね

こちらはかわいい鹿児島弁です。

鹿児島弁の中でも特段にかわいいですね♪

ただ、普通に意味が分かるものもあれば、まったく意味不明な方言もありますよね?

そこで表にある鹿児島弁を使って10個ほど例文を紹介します。

例文1.まこてげんねこっじゃ

意味は「とってもはずかしい」です。

こちらの例文は自分がミスをした時に使います。

とても方言らしさがあってかわいいですね♪

そのうえ、何のことだか意味不明なのも面白いですね♪

例文2.てげてげでよかよ

意味は「適当でいいよ」です。

一見すると謎だらけの方言ですね。

また、先ほど紹介した「てげ」と意味が異なるので気を付けましょう。

「てげ」と単体で使われる時は「とても」の意味になります。

ただ「てげてげ」と繰り返して使う場合は「適当、おおざっぱ」とまったく違う意味です。

鹿児島弁に詳しくないと混乱するので気を付けたいですね♪

例文3.あばてんねかっがなっちょいなー

意味は「今年はたくさんの柿がなっているなー」です。

「あばてん」が使われた例文になりますが、何を言っているのか謎すぎておもしろいですね♪

例文4.いっぺこっぺ、さるもしてしったいだれもした

意味は「あっちこっち行って、とても疲れた」です。

「いっぺこっぺ」がこの上なくかわいいですね♪

しかし後半の意味は難解すぎてなんのことだかわかりません。

例文5.そけ、うっちょっきゃんせ

意味は「そこに置いてください」です。

日常会話にありがちなシチュエーションですが、意味が通じにくいので困りそうですね♪


スポンサーリンク


例文6.みても、わっぜか数じゃったど

意味は「見物人もすごい数だったよ」です。

「わっぜ」はかわいい鹿児島弁の中でもよく使われます。

使い勝手も良いので、鹿児島人と話すと聞けるかもしれませんね♪

例文7.けをけけけ

意味は「貝を買いに来なさい」です。

こちらの例文は鹿児島で有名なものですが、ひらがなの「け」だけで意味が通じるのは面白いですね♪

例文8.こけけ

意味は3つあって「買いに来い」「ここに貝が」「ここにおいで」です。

3つも意味があるのが厄介ですね。

もし「こけけ」と使われたら文脈から意味を想像しましょう♪

例文9.こん席、とっとっと?

意味は「この席、取ってるの?」です。

とてもかわいらしい例文ですね♪

異性から言われるとキュンとしそうです。

例文10.んだもしたん、どげんしたもんじゃろかい

意味は「あらまあ、どうした良いものか」です。

こちらの例文もほとんど何を言っているのか分かりません。

10個の例文を紹介しましたが全体的にかわいいですが、意味が通じにくいのが少し残念ですね(^^;


スポンサーリンク


語尾・イントネーション

続いて鹿児島で使われる語尾を紹介します。

語尾意味
~け~ですか
~が~しよう
~がよ~だよ
~もす~します
~さあ~様

こちらの語尾は鹿児島では特に使われます。

では具体的な使い方を見ていきますね♪

~け」は「宿題終わったんけ?」のように質問する時に使います。

意味は難しくないので、いきなり使われても普通に対応できそうですね♪

~が」は「新しくできた店に行くが!」のように誰かを誘う時に使います。

また「大丈夫だが」と使うこともありますが、その場合は「大丈夫でしょ」になるので覚えておくと良いですね♪

~がよ」は「きのさ、雨降ったがよ」など断定する時に使います。

語尾に「がよ」が付くだけで、不思議とかわいさが増すのは面白いですね♪

~もす」は「おはようございもす」など何かをする時に使います。

日常会話でよく使う語尾ですが標準語あまり変わらないので通じやすいです。

ちなみに「もした」となると過去形になりますが、いずれにしても意味がわかりやすいですね♪

~さあ」は「~様」という意味なので「兄さあ」のように使います。

その他にも「佐藤さあ」「木村さあ」など人名に使うことも多いです。

このように鹿児島弁にはよく使う語尾があっていずれも少し変わっていますが、実は発音はそれ以上です。

発音が標準語とあまりにかけ離れていることから、鹿児島弁で最も難しい特徴の一つと言われています。

鹿児島弁では単語の頭にアクセントがきたり、語尾が上がったりと独特な発音です。

例えばありがとうを意味する「あいがとさげもした」の発音を見てみましょう。

「と」の部分で上がって、「し」の部分で上がって、最後には「た」で下がります。

他にも「さくらじま」で見てみると、後ろから2音めにある「じ」が上がり、最後の「ま」で下がるのです。

このようにシンプルな言葉ですが、発音を見ると非常に複雑です。

標準語の使い手から見ると信じられませんよね?

しかし、鹿児島ではわりと当たり前です。

鹿児島になじみがない人が鹿児島県を訪れると、鹿児島弁の難しさと合わさってかなり苦労しそうですね♪


スポンサーリンク


日常会話・例文

続いて鹿児島弁が使われた日常会話を見ていきましょう。

複雑な鹿児島弁がどんなふうに使われているのか参考にしてくださいね♪

例文1.きばれ、きばりゃんせ!

意味は「頑張れ、頑張れ~!」です。

応援する時に使う例文です。

学校の運動会に行くと良く聞けるかもしれませんね♪

例文2.このでーこん、やっせん

意味は「この大根はだめだね」です。

こちらの例文は大根を買ってきて腐っていた時に使います。

もしくは畑で大根を育てていると使えますね♪

例文3.何度も何度もやぜろしか!

意味は「何度も何度もうるさいな」です。

例えば親子喧嘩の時に使えそうですね♪

特に思春期の子供を持つ親は言われたことがあるかもしれません。

例文4.あ~掃除てそいなぁ~

意味は「掃除が面倒くさいな」です。

年末の時期になると多くの人が口にする会話ですね♪

例文5.ぎを言うな

意味は「文句を言うな」です。

説教との時に使われそうな例文ですね。

「ぎ」という一文字で文句を意味するのは不思議です。

初めて聞くと「ぎ?」ってなりそうですね♪


スポンサーリンク


鹿児島弁を一覧でわかりやすくご紹介してきました!

九州地方の方言については、他県も一覧でわかりやすく解説している記事があります!

こちらも合わせてご覧になってくださいね♪