エセ関西弁って聞いたことがありますか?
「関西弁に似てはいるが、本物とは違う」ということです。
生まれも育ちも関西の方からすると、本物かどうかすぐにわかるんですよね。
そこで、この記事では、「どうしてバレるのか?」と「見分け方」について、詳しく解説させて頂きます!
記事後半は、具体的な例文でより詳しくご紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね~。
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エセ関西弁とは
エセ関西弁とは関西弁のように聞こえるが、実際はまったく違う言葉遣いのことです。
関西出身以外の人が、よく関西人のマネをして方言を使うことがありますよね。
そういった人が使う言葉遣いがエセ関西弁です。
関西に住む人が使う本場の方言ではないけど、似ているから似非(エセ)と言われています。
そんなエセ関西弁ですが、関西の人が聞くと違いが一発で分かります。
では何をもってエセだとバレるのでしょうか?
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なぜばれるの?
エセ関西弁がバレる最大の原因は、
イントネーションが異なる
からです。
関西弁はイントネーションが特徴的な方言でもあります。
例えば関西弁では「なんでやねん」が有名ですよね♪
関西弁と言われると真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。
そんな「なんでやねん」ですが、関西以外の人が使うとイントネーションが異なります。
関西人は「で」の部分を一番強調して、「やねん」の部分は徐々に弱くしていきます。
一方で関西人以外の人が一番強く発音するの場所は「なん」です。
そこから「ん」に向かうにつれて徐々に弱くしていきます。
他の関西弁で見ると「あかん」も有名ですよね♪
関西人が「あかん」を言う時は3音とも強く発音します。
一方で関西人以外は「あ」または「か」だけを強く発音してしまうのです。
このようにイントネーションがまったく異なるからエセ関西弁だとばれます。
確かにこんなにも差があるので、日常的に関西弁を使っている人が聞くとすぐにばれそうですよね♪
しかし、関西弁には特徴的なイントネーションがたくさんあります。
そのため、会話をしているとぎこちない関西弁が出てきて「この人はエセ関西弁を使っているな」とばれやすいのです。
もし関西以外に住んでいて関西弁に挑戦したい場合は気を付けたおきたいですね♪
見分け方は?
エセ関西弁を見分けるにはイントネーションで判断できますが、他にも関西弁でも見分けられます。
なぜ関西弁で見分けられるのかというと、エセ関西弁を使う人は関西人が使わない方言を使うからです。
例えば以下の方言は基本的に関西人は使いません。
関西弁 | 意味 |
おまんがな | ~でありますけれども |
ワイ | 私 |
ほんまでっか? | 本当ですか? |
ちゃいまんがな | 違いますよ |
言うてまんねん | 言っている |
せやかて | そうは言うが |
~やで | ~です |
お母はん | 母 |
関西弁と言えばこれらの方言を使うというイメージがありませんか?
どの方言も関西弁っぽい発音ですよね♪
しかし、これらの方言は基本的に関西人は使いません。
例えば「ほんまでっか」で見ると、関西人が使う時は「ホンマ?」「嘘やん」というのが一般的です。
他にも「おまんがな」はテレビアニメの影響で有名ですよね♪
しかし関西人が「おまんがな」とは言いません。
もし会話中に「~でおまんがな」という人がいれば、間違いなくエセ関西弁を使っている人です。
その他の方言も使う人もいますが、一般的なものではありません。
エセ関西弁を見分ける時はイントネーションと方言に注目しておきましょう♪
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例・セリフ
続いてエセ関西弁を使って例文を紹介していきます。
実際にどんなセリフがエセ関西弁なのか参考にしてくださいね♪
意味は「たこ焼きを食べた」というシンプルなものです。
しかしこのセリフは間違いなくエセ関西弁を使っていると言えます。
というのも、関西人が同じセリフを言うと「たこ焼き食べたで~」となるからです。
関西人=「~やで」と考える人が使いがちなセリフなので気を付けましょうね♪
意味は「さみしかった」です。
このセリフもエセ関西弁だとすぐに見分けられます。
関西人が同じセリフを言うと「さみしかってん」です。
関西弁を使うには語尾に「~ねん」を付けておけば良いだろうと思っている人が言いがちなセリフですね。
確かに関西人は語尾に「~やで」「~ねん」を付けますが、ただ付ければ良いわけではありません。
「~やで」「~ねん」は語尾に付けるので気軽に使える関西弁ですが、使いこなすのが難しい方言でもあります。
あまり「~やで」「~ねん」を連発すると違和感がある関西弁になるので気を付けましょうね♪
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エセ関西弁を使う男子
関西出身ではないのに関西弁を使う男子もいますが、女性から見ると嫌いと思っている方が多いようです。
女性がエセ関西弁を使う男子を嫌う理由は主に3つあります。
- 不自然に感じる
- やりすぎている
- バカにされている気がする
基本的に関西弁に違和感を感じているという理由ですね♪
関西弁は魅力的な方言の一つで、使うだけでどことなく面白い雰囲気が出ますよね。
そのため、面白いと思われたい男子がエセ関西弁を使いがちです。
しかしエセ関西弁を使う男子は女性からすると印象があまり良くありません。
関西人でなければ無理をして関西弁を使わない方が良いかもしれませんね♪
ちなみに関西人は誰かにエセ関西弁を使われるとイラっとする傾向があります。
そのため、関西以外の人が関西人に方言を使うのも避けた方が良いでしょう。
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エセ関西弁について、「どうしれバレるのか?」「見分け方」をメインにお伝えしてきました!
わたしは、西日本の出身ですので、なんとなくイントネーションが関西弁に似ていたりします。
でも、関西弁とは全く異なることが改めてよくわかりましたね~。
他の関西地方の方言についても、以下の記事で特集しております!
西日本を代表する方言と言えば、なんといっても関西弁ですよね~。 関東に住んでいる人からは、ひとくくりに近畿地方…
こちらも、よかったらご覧になってくださいね♪
〜やで はめちゃくちゃ使います。
せやかて も割と使います。
さみしかったねん は使いません。あなたの言う似非関西弁です。
正確には、
さみしかってん です。
大阪の方からご意見を頂きありがとうございます!
記事を修正させて頂きました。