ふと、うさぎってどうやって数えるのか不思議に思ったことはありませんか?

動物の場合は「匹」「頭」「羽」が多いですよね。

「頭」で数える動物はゾウやキリンなどの体が大きい動物が多いので、うさぎには当てはまりません。

そうなると「匹」と「羽」のどちらかですが、うさぎの場合はどっちなのでしょうか。


我が家でも、ネザーランドドワーフを飼う時、単位について、ペットショップの人に教わったことがあります。

その人に初めて「ウサギの数え方の単位」について、いろいろと教えて頂くことができました(^^;

ではうさぎは「羽」と数えるのか「匹」と数えるのか、どちらが正しいのか紹介していきますね♪

記事の後半は、ウサギ以外に特別な数え方をする動物もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!


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うさぎは羽と匹どっちで数えるの?


うさぎの場合は「匹」と「羽」どちらで数えても間違いではありませんが、「羽」で数える方が正しいでしょう。

動物を「匹」で数える場合は人間より体の大きさが小さい動物です。

例えばうさぎと同じペットとして人気がある犬や猫は「匹」で数えます。

そう考えるとうさぎは人間よりはるかに体が小さいので、「匹」で数えるのは間違いではありません。

しかしどちらかといえば、うさぎを「羽」と数えるのが正しいです。

妹笑

ペットショップの人も、「1羽、2羽って数えるんだよ」って教えてくれたよね

妻笑

ママもその時初めて知ったよ


「羽」で数える動物はカラスやスズメなど空を飛ぶ鳥が多いですが、なぜうさぎは羽と数えるのでしょうか。

うさぎを「羽」と数える由来は定かではありませんが、有力な説が2つありますので、ご紹介していきますね♪

うさぎを羽で数える由来①


うさぎの数え方を羽で数える1つの由来は「生類憐みの令」が関係しています。

生類憐みの令とは1687年に江戸時代の第5代将軍徳川綱吉によって出されたルールです。

どのような法令かといいますと、生類(動物などの生き物)を殺すことや、食べることを禁止していたのです。

例えば現在では普通に食べている牛や豚が江戸時代では禁止されていたのです。

でも実は一般人は我慢ができなくて、バレないようにこっそりと4足歩行の動物を食べていました。

その一方で、お坊さんは厳しい世界なのでルールを破るわけにはいきません。

そこでうさぎが登場するのです。

生類憐みの令の対象に鳥は含まれていなかったようで、お坊さんたちはうさぎのことを鳥だと言って食べるようになりました。

そこからうさぎのことを鳥と同じ羽と数えるようになったのです。

姉へぇ

昔はお肉が食べられない時があったんだね

妻にこ

お肉が好きだから、考えられないね


うさぎのことを考えるとかわいそうな話ですが、この由来が数ある説の中でも特に有力とされています。


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うさぎを羽で数える由来②


うさぎを羽で数えるもう1つの由来はうさぎの大きな耳が鳥の羽に見えるからです。

その昔、うさぎを見た人がうさぎの耳を見て鳥の羽みたいだと思ったようです。

そこからうさぎを鳥の数え方である羽と数えるようになったという説があります。

この説に関してはあまり信じられない内容ですよね(^^;

うさぎの耳は確かに大きいですけど、鳥の羽と見えるかと聞かれるとそうではないでしょう。

こういった説からうさぎは羽と数えるようになりましたが、ペットとして飼っているうさぎは匹と数えるのが正しいです。

ペットのうさぎは匹で数えるのが正しい!

さて、これまで、うさぎは「一羽、二羽」と数える方が正しいということを解説してきました。

もちろん、一般的には、このような考え方で問題ございません!

しかし、もし厳密に使い分けるとしたら、このような結論になります。

  • ペットとして飼ううさぎは、「匹」
  • 野生のウサギは、「羽」

うさぎを羽と数える説の1つに、お坊さんがうさぎを食べていたとありましたよね。

野生にいるうさぎは食用の可能性もあるので「羽」と数えるのが正しいです。

でもうさぎをペットとして飼っている方は食べるために飼っていませんよね。

そのためペットのうさぎは「匹」と数えた方が印象が良いです。

うさぎを「匹」と数えることで食用というイメージがなくなります。

このようにうさぎの数え方は状況によって異なり、野生の場合は羽、ペットの場合は匹と数えるのがベストです。


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うさぎ以外の動物の数え方

うさぎは小さい体をしているのに匹ではなく羽で数えるのが一般的でしたが、他の動物も変わった数え方をする種類もいます。

そこで特殊な数え方をする動物について紹介していくので、いざという時に恥ずかしい思いをしないためにも知っておくと良いでしょう。

ペンギン


ペンギンの数え方は「羽」で数えるのが正しいです。

ペンギンは鳥類なので、他の鳥類であるスズメやウグイスのように羽として数えます。

しかしペンギンを匹と数えるのが間違いというわけではありません。

というのも飛べない鳥類は匹や頭で数えることもあります。

ペンギンの場合は人間よりも体が小さいの頭で数えるのは正しくありませんが、匹で数えても正しいです。

イカ


イカには「匹」と「杯」という二つの読み方があります。

この呼び方の違いは生きているかどうかです。

生きている時は匹と数えますが、死んでいるイカは杯と数えるようになります。

イカを杯と数えるのはイカが貝類の一種として扱っていたようで「貝(バイ)」と数えていたそうです。

そこからイカを杯と数えるようになりました。

カンガルー


カンガルーは「頭」や「匹」と数えます。

カンガルーの場合は成長するにつれて体が大きくなり、最終的には人間よりも大きく成長します。

そのため子供のカンガルーは匹、大人のカンガルーは頭と数えると良いでしょう。


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まとめ

うさぎの数え方は羽が一般的です。

羽と数える由来は様々ですが、昔は生類憐みの令の関係で鳥として扱っていたからです。

その他にもうさぎの大きな耳が鳥の羽のように見えるからという説もあります。

動物によっては一般的な数え方とされる頭や匹では数えない動物もいるので、いろいろと調べてみるのも良さそうですね。

当サイトでは、この記事以外にもウサギに関することをたくさんご紹介しています。


飼い方から寿命や性格といった習性に関することまで、まとめている記事があります。



数え方などの、雑学に関することもありますので、ぜひご覧になってくださいね♪