小学4年生の息子に「一番大きな数字って何?」と聞かれて、困ったことがあります。

同じようなお子さんがいるご家庭では、一度は聞かれたことがある保護者の方も多いのではないでしょうか?

その時は「無量大数」と答えてしまったのですが、よく調べてみると「不可説不可説転」という、ありえないほど大きな数字があるではありませんか!

この記事では、不可説不可説転という数字の単位について、徹底調査しましたので、その内容をシェアさせて頂きますね。

子供にもわかりやすく説明できるくらいに解説していますので、ぜひご覧になってくださいね。


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不可説不可説転

不可説不可説転とは数字の単位のことです。

一般的に最大の数字とされているのは無量大数ですが、それをはるかに上回っています。

では、実際にどれくらい多いのか見ていきましょう♪

どれくらい大きいの? (0は何個?)

不可説不可説転は10の37,218,383,881,977,644,441,306,597,687,849,648,128乗です。

つまり、0が37潤2183溝8388穣1977秭6444垓4130京6597兆6878億4964万8128個あることになります。

かなりぶっ飛んだ数字になっていますが、イマイチ分かりませんよね?

そもそも兆くらいまでは読めても、そこから先は日常ではめったに見かけません(*_*)

分かりやすくするためにも、有名な無量大数がどんなものなのか紹介します。

無量大数は10の68乗です。

不可説不可説転の数字がぶっ飛びすぎているので分かりづらいですが、無量大数は0が68個あります。

不可説不可説転を見た後だと、たった68個しかないのかと思いますね♪

ただ、無量大数も十分に大きな数字です。

例えばトランプを52枚順番に並べる方法は、無量大数の8割程度あると言われています。

一度カードを並べたら再度使えないので、計算式としては52×51×50×…3×2×という感じですね。

この数字を計算すると無量大数の8割程度になります。


そう考えると無量大数だけでも十分にすごいですよね♪

しかし、不可説不可説転はその数を軽く超えてきます。

あまりにも数字がすごすぎるので、この世には不可説不可説転を説明する例文がないと言われているほどです。

例えば、全宇宙には数十億個の地球のような惑星があると言われています。

そのような惑星の砂粒すべてを合わせた数字とも言われています。


地球の砂粒(海岸や砂漠などを含め)の概算が10の24乗あると言われています。

それが全宇宙の地球型全ての惑星(数十億個)を合わせた数と言われると、いかにとてつもない単位なのかわかりますよね。

また、別の例えとして不可説不可説転まで、1から数えるとしましょう。

1年を1秒で換算すると31,536,000秒です。

1年は約3000万秒しかないので、不可説不可説転まで数えるのに人間の一生では足りません。

それどころか先祖にその役割を受け継いでも終わらないほど長いです。


無理やり例にしてみましたが、何となく不可説不可説転のすごさが分かったのではないでしょうか?

「無量大数」と「不可説不可説転」の0の数をイメージしやすいように、図解にしてみました。



改めてみると、これまで最大と思っていた「無量大数」が小さく感じてしまいます。

「不可説不可説転」の0の個数である「澗(かん)」については、次章をご確認ください。

とてもとても、書ききれるものではありません。一生かかっても余裕で書けませんね(笑)


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不可説不可説転まで

1から不可説不可説転まで数えるとその間には単位が145個ほどあります。

詳しく見るために表を見てみましょう。

単位読み方
いち
じゅう
ひゃく
せん
まん
おく
ちょう
けい
がい
じょ
じょう
こう
かん
せい
さい
ごく
恒河沙ごうがしゃ
阿僧祇あそうぎ
那由他なゆた
不可思議ふかしぎ
無量大数むりょうたいすう
洛叉らくしゃ
倶胝くてい
阿ゆ多あゆた
那由他なゆた
頻波羅びんばら
矜羯羅こんがら
阿伽羅あから
最勝さいしょう
摩婆羅まばら
阿婆羅あばら
多婆羅たばら
界分かいぶん
普摩ふま
禰摩ねま
阿婆鈐あばけん
弥伽婆みかば
毘ら伽びらか
毘伽婆びかば
僧羯邏摩そうがらま
毘薩羅びさら
毘贍婆びせんば
毘盛伽びじょうが
毘素陀びすだ
毘婆訶びばか
毘薄底びばてい
毘きゃ擔びきゃたん
称量しょうりょう
一持いちじ
異路いろ
顛倒てんどう
三末耶さんまや
毘睹羅びとら
奚婆羅けいばら
伺察しさつ
周広しゅうこう
高出こうしゅつ
最妙さいみょう
泥羅婆ないらば
訶理婆かりば
一動いちどう
訶理蒲かりぼ
訶理三かりさん
奚魯伽けいろか
達ら歩陀たつらほだ
不可説不可説転ふかせつふかせつ

こちらは不可説不可説転までの数字ですが、「達ら歩陀」の後にはまだまだ先があります。

詳しく調べて見ると、「達ら歩陀」から不可説不可説転までは80個もありました。

想像もつかない数字ですね♪

ちなみに、無量大数は1から数えると20個ほどのところにあります。

無量大数は一般的に一番大きな数字とされていますが、この表を見る限り大したことありませんね。

世の中、上には上がいると思わされます。

では、無量大数をはるかに上回る不可説不可説転の上はないのでしょうか?


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不可説不可説転の上はあるの?

不可説不可説転の上にはグーゴルプレックス(googolplex)という単位があります。

googolplexという文字を見るとピンと来る人もいるでしょう。

このグーゴルプレックスという単位は、あのGoogle社の由来にもなっている数字です。

以外にも身近なところで使われていてびっくりしますよね。

そんなグーゴルプレックスは10の10の100乗もあります。

まったく理解できない数字ですが、この数字は宇宙にある物質全てをインクに変えても書ききれないほどの巨大数です。

まさに化け物じみた数字と言っても良いでしょう。

今まで紹介してきた不可説不可説転も、正直言ってバカげた数字ですが、それを軽く超えてきます。

世の中には限界が存在しないのだと真相を告げられたような気分です(-_-)


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使い道はあるの?

はっきり言ってバカげた数字をしている不可説不可説転ですが、残念ながら使い道はほとんどありません(*_*)

数字の単位を見ると使い道がないことが分かりますよね。

例えば日常的に使う数字で、一番大きな数字は兆です。

兆と言えば億の上にある単位で、十分に大きな数字ですが無量大数と比べても大したことありません。

そんな無量大数も日常的に使われないので、それよりはるかに上にある不可説不可説転が使われることはないでしょう。

強いて言うなら、友人などに言って知識を披露できることくらいでしょうか?

友人に「無量大数より大きな数字知っている?」と聞くとほとんどの方が答えられません。

そこで不可説不可説転を言うとかっこいいです。

あくまで概念として不可説不可説転があることを覚えておきましょう♪


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グラハム数

グラハム数はギネスブックに記載されている「証明に使われた中で最も大きい数」です。

不可説不可説転やグーゴルプレックスのように明確な数字は決まっていません。

数の大きさに限りがないので、そういった意味ではグーゴルプレックスよりも大きな数字と言えます。

ちなみに、グラハム数は1970年にアメリカの数学者グラハムが利用しました。

グラハムはラムゼー理論という未解決問題を解くにあたって「この問題の答えはグラハム数よりも小さい」という結論を出しました。

ここで初めてグラハム数が使われて、有名な単位になったということです。

しかし、グラハム数が数字の限界がない単位なので、あらゆる答えがグラハム数より小さいと言えます。

例えば1+1の答えも、1億+1億の答えもグラハム数より小さいです。

そう考えるとグラハムが出した結論は、研究したからこそ言える結論だと分かっていても、そこまですごそうに聞こえませんね。

ちなみに現在でもラムゼー理論の解明は進んでいて、答えがグラハム数より小さいと判明しています。

しかし、詳細な答えがいまだ解明されていないので、ラムゼー理論はかなり難解な理論のようです(*_*)


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以上、不可説不可説転の単位についてどれくらい大きいか解説してきました。

大きすぎてまったく想像もできませんが、「無量大数」が小さく感じる単位があるなんて、はじめて知りましたね~。

息子も「すっげー」といって、興味津々でした♪