北は北海道から南は沖縄まで、日本全国にはさまざまな方言があります。
地元では当たり前のように使っていた言葉が、一歩外へ出ると「面白い言葉」に変わることもありますよね~!
私の地元埼玉でも、群馬よりの地域では、「押す」のことを「おっぺす」と言ったりします。
初めて聞く方は、わからないですよね~。
「えっ?おっぺす?」って感じできょとんとしてしまいました(^^♪
そこで、この記事では、各地の面白い方言を集めてみました。
記事後半では、方言がわからないがために、会話に詰まってしまった面白エピソードもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね~。
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【都道府県別】面白い方言
まずは、都道府県別に面白い方言をご紹介しますね。
聞いたことがない方言がほとんどだと思いますが、「あっ、この方言聞いたことある~」というのもあるかもしれませんよ♪
北海道(北海道弁)
北海道では絆創膏のことを「サビオ」と言います。1963年にニチバンが発売した絆創膏「サビオ」に由来するとのこと。聞きなれないと何のことがさっぱりわからないけれど、絆創膏のことを「バンドエイド」と呼ぶのとまったく同じ現象ですね。
「ママさんダンプ」とは、雪国の北海道では欠かせない雪かきアイテム「スノーダンプ」のこと。一昔前は、雪かきは女性の仕事でした。そんな女性の負担を減らすために「ママでもダンプカーのように運べる」という想い込めて開発された商品です。
「ごみ捨て場」の呼び方は地域によってさまざまですが、北海道では「ごみステーション」が一般的です。「ごみ置き場」、「ごみ集積所」と比べると心なしか少しおしゃれ。
「カギ(じょっぴん)」を「かる(かける)」で「じょっぴんかる」。北海道だけでなく東北にもある表現ですが、今はあまり使われなくなってきているそうです。
秋田県(秋田弁)
秋田弁には、「く(食べる)」や「け(食べなさい)」のように、一文字で伝わる言葉があります。「ね」は「寝る」または「無い」という意味。ちなみに「ねね」は「寝ない」または「無い(強調)」、「ねねね」は「寝なくてはいけない」という意味だそうです。
一見すると今風の言葉に聞こえる言葉が多いのも秋田弁の特徴。「きゃす」といえば最近では「ツイキャス(動画配信サービス)」のことをさすのが一般的ですが、秋田弁で「耕す」という意味です。
「ほんこれ(本当にこれに尽きる)」とよく似た「ほんこ」は、秋田弁で「本気」という意味。語源はまったく違うのに、なんとなくニュアンスが似ているのが面白いですね。
「まじな」は秋田弁で「バイバイ」の意味。秋田県民でも若い人は知らないことも多いようです。
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大阪府(大阪弁)
「モーター(車)」を「プールする場所(ためる場所)」、略して「モータープール」。大阪弁で駐車場という意味です。ちなみに自動車業界では、モータープールを新車の置き場所という意味で使うことがあります。
「レイ(冷たい)コー(コーヒー)」、略して「レイコー」。その名のとおり「アイスコーヒー」のこと。レイコー以外にも「アイコ」や「ツメコ」など、いくつかバリエーションがあるようです。
一般的には「修理する」、「治療する」という意味の「なおす」は、大阪弁では「片付ける」という意味。「そこにあった服なおしといたで」と言われたら、裁縫上手な人かと思ってしまいそうですね。
大阪弁の「さら」は「皿」ではなく「新品」という意味。広く一般的に使われている「まっさら」の「さら」だけをとった形。「さらぴん」と言うこともあります。
福岡県(博多弁)
「ちかっぱ」は博多弁で「すごい」、「とても」という意味。「力いっぱい」の略と考えるとわかりやすいですね。ちなみに「バリカタ(固い麵)」の「バリ」もほぼ同じ意味を表します。こちらは英語の「ベリー(Very)」が語源という説が有力。
「片付ける」という意味で使われる「かたす」は、博多弁で「仲間に入れる」という意味。「私もかたしてー!」と言われたら仲間に入れてあげましょう。
狭い道路で車がすれ違うことを、福岡では「離合する」と言います。もともとは鉄道用語だったこの言葉、福岡にかぎらず西日本では教習所でも使われるほど一般的な言葉です。ちなみに十分広い道ですれ違うことは、普通に「すれ違う」と言います。
肌寒いとき、博多弁では「すーすーすー(スース―する)」と言います。「スース―スー?(少し寒い?)」、「スース―ス―(うん、ちょっと寒いかな)」。
沖縄県
「ゆくしー」とは、沖縄弁で「ウソ」という意味で、「ホントに?」、「マジかよ!」というニュアンスで使われます。ウソばかりつくと「ユクサー」と呼ばれてしまうので気を付けましょう。
沖縄弁ではきれいな人を「ちゅらかーぎ」と言います。「ちゅらかーぎ」の「ちゅら」は、「美しい」という意味です。「ちゅらさん」や「美ら海水族館」が有名なので、なんとなくニュアンスはわかりますね。
「ハイサイおじさん」で一躍有名になった「はいさい」は、「こんにちは」という意味。なので「ハイサイおじさん」は「こんにちはおじさん」。ちなみに、はいさいは主に男性が使う言葉で、女性は「はいたい」を使います。
「にへーでーびる」は感謝を表す言葉です。「にへーど」自体に「ありがとう」という意味があり、丁寧語を表す「でーびる」をつけることで「ありがとうございます」になります。過去形は「にへーでーびたん(ありがとうございました)」。
以上、各地の代表的な表現についてご紹介してきました。
わたしも40年以上生きてきていますが、ほとんど知らない方言ばかりでした(^^;
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方言にまつわる勘違いエピソード
ここまで紹介した「なおす(大阪弁)」や「かたす(博多弁)」のように、方言では標準語とはまったく違う意味で使われる言葉があります。
笑い話になることもあれば、時には誤解からけんかになってしまうこともあるので注意したほうがいい時もあるかもしれません!
【こわい】
今日これからカラオケ行かない?
あーごめん、こわいからやめとくわ
???
※北海道や東北では、「疲れた」、「しんどい」という意味で「こわい」を使います。
【えらそう】
課長、お疲れ様です!
あー〇〇君、お疲れ様
どうしたんですか、えらそうですね
え
え?
※東海では「疲れた」、「しんどい」のことを「えらい」と言います。
このように、笑い話になるケースだと面白くていいですね~。
でも、全然違う意味になって、思わぬトラブルにならないように気をつけたいところです!
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まとめ
今回は、全国各地の面白い方言や、勘違いエピソードを紹介しました。
「私は標準語だから方言ある人がうらやましい!」と思っているひとでも、意外に方言が混じっているかもしれませんので、チェックしてみるのも面白いかもしれませんね(^^♪
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