レジン作品に金具をつける時、接着剤を使うのがいいということはご存知の方も多いと思います。
でも、「どの製品の接着剤を買えばいいのか?」ということまでは、あまり知っている方はいないのではないでしょうか。

そうなんだよね~。接着剤といってもたくさん種類があって迷っちゃう
私も金具をつける時などは、どんな接着剤を購入すればいいのかとても迷いました(^^;
しかし、正しい知識をもって接着剤を選べばそんなに難しいことではありません!

※画像はわかりやすいようにあえて中央につけています。とうぜん本来この位置にヒートンキャップをつけることはありません(^^♪
同じように悩んでいる方も多いと思いますので、レジンに活用できる接着剤をシェアさせていただきます。
最初に種類別に特徴を説明し、そのあとでおすすめの接着剤について紹介させていただきますね。
記事の後半では、「代用になるモノ」や「レジン液とどっちがいいか?」についても解説しています。
それでは、いっしょにみていきましょう~。
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レジンで使われる接着剤の種類
まずは接着剤の種類について説明しますね。
レジンに使う接着剤って、実は人によって異なります。
ですので、どの接着剤がどの種類に属するか知っていると、

この人が使っている接着剤は製品は違うけど同じ種類だな
ということがわかります。
同じ種類だと、何個も買う必要は無いので費用の節約にもつながります(^^♪
わかりやすいように表にしてみました。
種類 | 種別 | 特徴 | 製品 |
---|---|---|---|
熱硬化性 | エポキシ系 | 加熱によって硬化する | レジン液(1液性・2液性) |
熱可塑性 | アクリル樹脂系 | 揮発によって硬化する | アロンアルファ |
ゴム系 | シリル化ウレタン樹脂系 | 強度が強い・多用途で使える・硬化が速い | ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー |
※この表は、レジンで使われる接着剤に絞って種類分けしています。
聞き慣れない言葉ばかりで難しいですよね~。
私も最初は、漢字ばかりでなかなか頭に入ってこなくて、とっても苦労しました(^^;
「人によって使っている接着剤が異なる」と言いましたが、おそらくこの3つの種類の中から使っているはずです。
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おすすめの接着時
レジンに使われる接着剤の種類をお伝えしたところで、私のおすすめの製品をご紹介しますね。
それは、ゴム系の「ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー 10ml」です。
理由は、
- 弾力があるので、少し凸凹していてもくっついてくれる
- 接着スピードが速い
- 粘度が高いので固定しやすい
以上の特徴から、この製品を私はよく使っています♪
この接着剤を使ってヒートンキャップをつけた写真がこちらです。
まず、ヒートンキャップの裏に接着剤を薄く塗って、


レジン作品にくっつけて、説明書にあるように4分間そのままにしておくと固定します。


※完全硬化までは24時間かかります。
金具をつける時なんかは、粘度が高いほうがつけやすいし、早く接着したほうが扱いやすいですからね~。
ただ、つけすぎてはみ出ないようにしてくださいね!
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接着剤の代用になるモノ
接着剤の代用として使えるのは、「レジン液」です。
ただ、使い方を誤るとすぐにはがれてしまうので、注意が必要です。
レジン液は紫外線にあたってはじめて硬化しますので、当然あたらない箇所は固まりません。
金具の影になるような部分があると、そこは固まらないということになります。
したがって、レジン液を接着剤の代用として使い場合は、次の条件を満たさないといけません。
- 厚みがあまりなくて薄い作品
- 透明度が高い作品
- 金具の裏にも紫外線を当てる
ご参考に、レジン液を使ってヒートンキャップをつけてみましたよ~。
まず、ヒートンキャップにレジン液を薄く塗って、


上からUVライトで照射し、そのあと裏からも当てます。下画像は、ヒートンキャップの裏にUVライトを当てている写真です。


そうすれば、接着面全体が硬化しますので、ガッチリ固定してくれます(^^♪
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接着剤とレジン液のどっちがいいか?
では、最後に接着剤とレジン液のどっちを使うのがいいかについて解説しますね。
それは、どっちも併用して使うのがおすすめです!
まず、接着剤で固定しておいて、そのあとレジン液で周縁部をガチガチに固める手法です。
写真で解説しておきますね。
上述したように接着剤で固定した後、爪楊枝で周縁部にレジン液を塗って硬化します。
この使い方の利点は、どのような作品でも対応できるのと強度が増すことです(^^♪

半年たってもぜんぜん問題なく使えてるよ!
ひと手間かかってしまいますが、後になって外れるリスクはかなり減るはずですよ~。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
レジンの接着剤について解説してきました。
今回の記事内容を簡単に振り返っておきましょう~。
- 熱硬化性:加熱によって硬化する
- 熱可塑性:揮発(水分が蒸発)によって硬化する
- ゴム系:強度が強い・多用途で使える・硬化が速い
そして、おすすめの接着剤は「ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー 10ml」。
接着剤をはじめて買う時は、どんな製品がいいのかもやもやしていましたが、3タイプを知ってからはスッキリしましたね(^^♪
どの種類に属するか知っているのと知らないのとでは、安心感が違いますからね~。
この記事がレジンの接着剤選びにお悩みの方の参考になるととてもうれしいです♪